
反面、自由席特急券やフレッシュひたち回数券、特急定期券が廃止されることになり、利用者の負担増が大いに懸念されています。例えば、現行の特急定期券は、水戸〜上野間で36,600円、フレッシュひたちの自由席回数券は28,800円(月20回利用)ですが、上野東京ライン開業後の新しい料金体系では58,000円と2万〜3万円もの負担増となります。この金額は、宇都宮〜上野間で新幹線を利用した金額よりも高くなってしまいます。
こうした状況から県や沿線市町村は、JR東日本に対して特急料金の見直しを強く求めていました。これを受けて、JR東日本は、通勤通学の定期券を利用している人を対象にした新たな割引制度『定期券用ウィークリ料金』を12月22日発表しました。
新たな割引制度は、これまでのように1か月単位の販売ではなく、1週間単位の販売で、水戸駅から上野駅までの料金は10,460円となります。1週間の間に使うことができるのは、週5往復までです。この場合、月間の料金(20日間利用)に換算すると45,327円となり、現在の割引制度と比べると8,727円あまり高くなります。現行のフレッシュひたち回数券よりは16,527円割高です。
現行水戸〜上野間は、1カ月の通勤定期代が56,370円、フレッシュひたちの自由席回数券が28,800円ですので、合計金額は85,170円。それが、改訂後は定期代56,370円、定期券用ウィークリ料金が45,327円で合計金額は、101,697円と10万円を超えます。
地方創生が叫ばれ、地域の活性化が政治の大きな課題とクロースアップされる中、公的な性格が高く、常磐線という茨城県にとっては、ほぼ独占的な占有率を持つJRの料金体系の見直しは、到底納得できるものではありません。
県議会公明党としては、12月25日、水戸支社に対して要望書の提出を行いたいと準備しています。
参考:2015年3月14日のダイヤ改正について(2014/12/19)
参考:『定期券用ウィークリ料金』を販売します(2014/12/22)
地方創生が叫ばれ、地域の活性化が政治の大きな課題とクロースアップされる中、公的な性格が高く、常磐線という茨城県にとっては、ほぼ独占的な占有率を持つJRの料金体系の見直しは、到底納得できるものではありません。
県議会公明党としては、12月25日、水戸支社に対して要望書の提出を行いたいと準備しています。


また、都内とは異なり、JR以外のメトロ・私鉄等はTXという限られた地域を除き、選択肢がありません。
地方創生が叫ばれる中、値上げは逆行しています。
また、県の要望書にはフレッシュひたち回数券を想定しておらず、実際は今回の記事のとおり、もっと安く利用できています。
発表された『定期券用ウィークリ料金』は、有効期間が7日間で、そのうち5日間の往復を使用する前提となっており、例えば祝日や急な休みの場合は使いきれず余ってしまう等、制約が多く、非常に使い勝手が悪いものです。
ぜひ、記事のとおり、現行の負担を変えない制度にしていただく、ご努力のほどよろしくお願いします。
非常に期待しています。