週刊茨城朝日4月29日号より引用
熱い思いが夢をかなえる
日立市の廣原朝代さんが13年越しの夢福祉ミュージカル招へいを実現
5月10日にゆうゆう十王Jホール「桃四朗の鬼退治」公演
NPO法人キャトル・リーフが5月10日に福祉ミュージカル「桃四朗の鬼退治」を日立市十王町のゆうゆう十王Jホールで上演する。同公演は、入院中にこのミュージカルを観て感動した同市日高町の廣原朝代さんが企画した。「いつか地元でキャトル・リーフの公演を」という、熱い思いを持ち続けていた廣原さんの一つの夢がかなおうとしている今、その熱意は仲間を呼び、地域貢献への原動力となっている。
旧十王町の「町づくりプランナー」として県内外を飛び回り、ボランティア活動にも熱心だった廣原さんに02年、転機が訪れた。腰椎手術の医療事故が原因で、12年まで9年にわたる闘病生活を余儀なくされたのだ。9年間で30回もの手術や痛みに耐えながらも病室で活動を続けたが、そんな闘病生活を支えてくれたものの一つがキャトル・リーフの公演だった。
キャトル・リーフは医師や医療従事者、会社員、学生など60人のメンバーからなる。「入院患者に楽しい時間を届けたい」と、首都圏の病院や施設などで「命、つながり、感謝、絆」をテーマにした手話付きのオリジナルミュージカルを年間約20回上演している。
廣原さんが入院していた病院でも毎年秋に公演が行われ、それが何よりの楽しみだったという。「次の公演を今よりも快復した姿で観劇したい」と励みにもなり、「日立市にも招いて、老若男女、小さな子供たちにも楽しんでもらいたい」と、地元での公演が目標となった。
重度の障がいを持つこととなった廣原さんだが、この企画をきっかけに出会った高齢者クラブの代表や友人、高校生など11人で、「地域交流を広める市民の会」を立ち上げた。日常生活では介護や障害者自立支援制度を利用しつつ、今回の公演を共催する日立市社会福祉協議会との打ち合わせや、仲間と今後の企画を練ったり、パソコンで資料を作成するなど精力的だ。
「活動の幅を広げるためにも、今後は会員数を増やしていきたい」。穏やかな表情と柔らかい語り口だが指示は的確で、てきぱきと仕事をこなす姿は明るさとパワーにあふれている。(以下略)
熱い思いが夢をかなえる
日立市の廣原朝代さんが13年越しの夢福祉ミュージカル招へいを実現
5月10日にゆうゆう十王Jホール「桃四朗の鬼退治」公演
NPO法人キャトル・リーフが5月10日に福祉ミュージカル「桃四朗の鬼退治」を日立市十王町のゆうゆう十王Jホールで上演する。同公演は、入院中にこのミュージカルを観て感動した同市日高町の廣原朝代さんが企画した。「いつか地元でキャトル・リーフの公演を」という、熱い思いを持ち続けていた廣原さんの一つの夢がかなおうとしている今、その熱意は仲間を呼び、地域貢献への原動力となっている。
旧十王町の「町づくりプランナー」として県内外を飛び回り、ボランティア活動にも熱心だった廣原さんに02年、転機が訪れた。腰椎手術の医療事故が原因で、12年まで9年にわたる闘病生活を余儀なくされたのだ。9年間で30回もの手術や痛みに耐えながらも病室で活動を続けたが、そんな闘病生活を支えてくれたものの一つがキャトル・リーフの公演だった。
キャトル・リーフは医師や医療従事者、会社員、学生など60人のメンバーからなる。「入院患者に楽しい時間を届けたい」と、首都圏の病院や施設などで「命、つながり、感謝、絆」をテーマにした手話付きのオリジナルミュージカルを年間約20回上演している。
廣原さんが入院していた病院でも毎年秋に公演が行われ、それが何よりの楽しみだったという。「次の公演を今よりも快復した姿で観劇したい」と励みにもなり、「日立市にも招いて、老若男女、小さな子供たちにも楽しんでもらいたい」と、地元での公演が目標となった。
重度の障がいを持つこととなった廣原さんだが、この企画をきっかけに出会った高齢者クラブの代表や友人、高校生など11人で、「地域交流を広める市民の会」を立ち上げた。日常生活では介護や障害者自立支援制度を利用しつつ、今回の公演を共催する日立市社会福祉協議会との打ち合わせや、仲間と今後の企画を練ったり、パソコンで資料を作成するなど精力的だ。
「活動の幅を広げるためにも、今後は会員数を増やしていきたい」。穏やかな表情と柔らかい語り口だが指示は的確で、てきぱきと仕事をこなす姿は明るさとパワーにあふれている。(以下略)
歩数【6000】歩・移動距離【137】km