常陸海浜公園管理事務所・黒沢伸行所長に要望書 5月25日、井手よしひろ県議ら茨城県議会公明党議員団とひたちなか市議団は、国営ひたち海浜公園に関する要望と意見交換のた、国土交通省常陸海浜公園管理事務所を訪れました。黒沢伸行所長に要望書を手渡し、一時間あまりにわたり意見交換などを行いました。
 国営ひたち海浜公園は、豊かな自然に包まれた憩いと遊びの場として、茨城県内外から多くの来園者が訪れています。東日本大震災により、一時的に来園者は大きく減少したものの、震災を乗り越え、今年のゴールデンウィーク期間中は、過去最高の52万686人を記録しました。1日あたりの来園者も4万3391人と、おととしの1日平均を1万人以上上回り、これまでで最も多くなりました。
 井手県議らは、まず管理事務所の関係者に敬意を表しました。一方、周辺地域の交通渋滞の深刻化や一部で入園者のマナーの欠如などの問題も顕在化しており、季節や天候などにとらわれず、年間を通して安定的に多くの観光客に来園していただき、常陸海浜公園の魅力を全国、全世界に発信してもらいたいと、強く要請しました。
 黒沢所長よりは、「正直言って、一日7万人を超える来場者は、想定を超えていました。開園時間の延長や駐車場の料金所の体制強化など、今後も出来ることは全て行っていきたいと考えています。できるだけ、公共交通期間を活用して来園していただけるよう工夫をしていきたい」「ネモフィラの花畑に侵入するなどのマナーの問題は、大きな課題。できるだけフェンスなどで隔離するのではなく、皆さんの良心に訴える形で、これからも対応していきたい」などとの回答がありました。
 井手県議らは「道路の整備や駐車場の拡大と共に、“ひたちなか海浜鉄道の延伸”が最も有効な対応策であり、国への支援を強く働けかけていきたい」と語りました。
国営常陸海浜公園の整備について

 国営常陸海浜公園は、豊かな自然に包まれた憩いと遊びの場として、茨城県内外から多くの来園者が訪れています。東日本大震災により、一時的に来園者は大きく減少したものの、震災を乗り越え、今年のゴールデンウィーク期間中は、過去最高の52万686人を記録しました。1日あたりの来園者も4万3391人と、おととしの1日平均を1万人以上上回り、これまでで最も多くなりました。
 国営常陸海浜公園事務所の皆さまをはじめ、関係者のご努力に、深く敬意を表します。
 一方で、周辺地域の交通渋滞の深刻化や一部で入園者のマナーの欠如などの問題も顕在化しております。季節や天候などにとらわれず、年間を通して安定的に多くの観光客に来園していただき、常陸海浜公園の魅力を全国、全世界に発信していただきたいと期待しております。
 また、常陸海浜公園は、ひたちなか地区を中心に進めております国際港湾公園都市構想の中核施設であり、茨城県の県央・県北地域の振興に資する基幹施設として、また、広域レクリエーション拠点として、より一層の発展が強く望まれています。
 つきましては、要望事項について特段のご配慮をお願い申し上げます。
国土交通省関東地方整備局
国営常陸海浜公園事務所 御中

茨城県議会公明党議員会
井手 義弘
高崎 進
田村 けい子
八島 功男
ひたちなか市議会公明党議員団
佐藤 良元
雨沢 正
加藤 恭子

<要望事項>
  • 国営常陸海浜公園(以下、海浜公園と記載します)への入場をスムーズにするため、道路網を整備すること。
  • 現在、阿字ヶ浦で終点となっている"ひたちなか海浜鉄道"の海浜公園までの延伸を積極的に支援すること。
  • 周辺の国有地を活用して、海浜公園の専用駐車場を拡大すること。
  • 繁忙期の海浜公園の開園時間を延長すること。現在、ゴールデンウィーク中は7:30〜17:00ですが、7:00〜18:30とすることを検討すること。
  • 入場口でのチケット販売方法改善すること。チケット購入時間の短縮するため、ネットやコンビニなどによる事前チケットの販売を実施を検討すること。
  • 駐車場料金の検討すること。現在510円であるが、10円の端数のために入場に時間が掛かる。料金収用窓口の増設を図ること。
  • 場内トイレの増設すること。(特に女性用トイレ)
  • コンビニエンスストアなどの物販施設の整備・増設を行うこと。
  • 高齢者、障がい者向けの移動手段を確保すること。(電動カートなどの導入)
  • 屋台村など飲食のできる場所を確保すること。
  • 場内案内やクリーンリネス、花畑への進入防止などのマナー向上への啓発策を充実すること。