竜神カート
 6月21日、県北地域の街おこしに新たなキラーコンテンツが登場しました。一般道路(公道)を走行できるレーシングカート(ゴーカート)のレンタルサービスが、常陸太田市内でスタートしました。普通運転免許証さえあれば誰でも運転OK、バンジージャンプで注目を浴びる竜神ダムや袋田の滝、日立の海岸など、県北地域の観光の足としても注目されます。
 レンタルカート店“竜神カート”を運営するのは“HOIme(ホイミー)”。これまで県北エリア活性化を目的とした催しや企画提案などに関わってきた実績があり、「新たな観光の目玉の一つ」としてレンタルカート事業に参入しました。
 井手よしひろ県議は、オープン当日竜神カートを訪れ、河村甲児店長、広報担当の保科洋以智さんをはじめ関係者からお話を伺いました。
 常陸太田市では“バンジージャンプ効果”で竜神大吊橋を訪れる観光客が増えていることから、保科さんは「大吊橋までの道のりも楽しめる仕掛けを考えたい」と語っています。
 「水戸市、高萩市、大子町などに乗り捨てができる発着所を整備し、県北エリアをカートで周遊できる」構想も検討するとのことでした。
 カートは長さ約2メートル、幅約1メートルで、エンジンは500cc。ヘッドライトやウィンカーなど保安部品も完備。車両登録区分で「ミニカー」に分類され、青色ナンバーで合法的に公道を走れます。法定速度は時速60キロで、高速道路などは走れません。運転には普通運転免許証が必要です。ヘルメット着用の義務はありませんが、安全のために竜神カートでは貸出をしています。
 レンタル料金は1時間3000円、2時間4000円など。保険料500円に加え、18〜19歳の利用者は親の承諾書が必要です。乗車前には乗り方などについて30分の説明があります。竜神カートでは、レンタル用のカートを10台用意。パレード走行などは非常に目立つため、イベントなどの広報媒体としても注目されます。

 21日は生憎の梅雨空。予定されたパレード走行などは中止されましたが、井手県議は雨の切れ間をぬってカートに試乗。車高が低いために、スピード感はかなりあります。リアルな道路の感触や街の空気が緒癖素肌で感じられ、風を切って走る爽快感は格別です。また、カート自体が珍しいため、行き交う人の注目も浴びてしまいます。運転はパワステも、パワーブレーキもありません。最初は少しハンドルもブレーキも重く感じます。ギアはオートマで、誰でも運転できます。ただし、左足でブレーキを使いますので、多少の慣れが必要です。

 問い合わせ、詳細は竜神カート0294(33)9680、ホームページは (朝倉洋)http://www.ryujin-kart.com/