骨髄バンクの登録数 白血病や再生不良性貧血などの血液の難病の治療として、骨髄の移植は重要な治療法の一つです。茨城県の骨髄バンク事業は、2014年度のドナー登録者数が、1992年に登録制度開始がスタートして以来、初めて減少に転じたことが明らかになりました。新規登録者が減少し、ドナー登録年齢の上限となる54歳を超え、登録抹消となる人が増えているのが主な要因です。茨城県はボランティア団体などとの連携を強め、特に若年層への啓発活動を強化していく方針です。
 骨髄バンクでドナー登録できるのは18〜54歳までの健康な人。茨城県の2014年度(今年3月末現在)の登録者数は8190人で前年比16人の減少となりました。人口1000人当たりの登録者数は5.97人で全国30位でした。
 年齢別(4月末現在)では、10代が0.2%、20代が13.9%と低く、30代が31.7%。40代が42.6%、50代が11.5%となっています。
 近年は新規登録者数も減少傾向で、登録抹消者はドナーの高齢化が影響し徐々に増加しています。14年度は新規登録者が337人だったのに対し、抹消者は353人に上り、初めて逆転現象が起きました。
街頭での骨髄バンク登録への啓発活動 日本骨髄バンクによると、白血球の型は兄弟間で適合者が見つかる確率は4分の1ですが、非血縁者間では数百から数万分の1と低くなります。このため、1人でも多くのドナー登録が必要です。
 茨城県薬務課では「少子高齢化で人口構成が変わる中、このままでは登録者は減り続ける」と危機感を募らせています。このため、本年度は「骨髄バンクを支援するいばらきの会」(牛島英二会長、事務局つくば市)と協力し、大学や企業での登録会を計32回計画しています。若い層への登録呼びかけを今後とも強化していく必要があります。

<骨髄バンクドナー登録>
 白血病や再生不良性貧血などの血液難病は、以前は有効な治療法がなく、治りにくい病気でした。現在は、骨髄移植や末梢血幹細胞移植により健康を取り戻せるようになりました。
 しかし、これらの移植を成功させるためには、患者さんと骨髄・末梢血幹細胞を提供してくださる方の白血球の型(HAL)を一致させる必要があります。HAL型が一致する確率は低く、骨髄移植を受けられない患者さんが数多くいます。
 1人でも多くの患者さんを救うため、骨髄バンクへのドナー登録が必要なのです。

<ドナー登録の要件>
18歳以上54歳以下の健康な方
体重が男性45kg以上、女性が40kg以上の方
骨髄・末梢血幹細胞の提供の内容を十分に理解している方

<ドナー登録窓口>
骨髄バンクへドナー登録をしていただくため、県内の献血ルームに窓口を設けて登録者の受付を行っています。
受付時間は10時〜12時、14時〜17時になります。
日立献血ルーム(日立市幸町1−4−1三井生命日立ビル5階:0294-26-0099)
水戸献血ルーム (水戸市宮町1−7−31エクセルみなみ6階:029-224-9226)
つくば献血ルーム(つくば市吾妻1ー1364−1−4つくばセンタービル2階:0298-52-7888)

<登録会>
骨髄バンクを支援するいばらの会が主催、2015年度は32回開催。

<ドナー登録をお考えの方へ>
骨髄バンク事業の紹介冊子”チャンス”フラッシュ版