高杉常総市長と意見交換 9月14日早朝から、井手よしひろ県議は台風18号の影響により、甚大な被害が発生した常総市内を視察しました。
 最初に新石下の石下総合体育食官ならびに地域交流センター(豊田城)を視察しました。交流センターは一時あふれた鬼怒川の水により、孤立してしまった避難所です。既に水が引いたため、避難所都市的機能は回復していました。
 一方、石下総合体育館は、支援物資の受入拠点として使われています。支援物資は9月13日の夜現在で、概ね充足しているようです。ただシャツなどの下着(Tシャツなど)やタオル(バスタオル)、軍手などの消耗品などは不足しているようです。生鮮食料品は原則受け入れていません。古着や開封された食品数も支援物資としては余りふさわしくないようです。県職員や他市町村の応援職員、ボランティアの方々が仕分けを行っています。

石井政調会長とともに高杉常総市長と情報交換
 10時30分より、公明党の石井啓一政調会長(衆議院議員)と合流。石井政調会長とともに常総市役所に高杉徹市長を訪ね、情報交換、意見交換を行いました。井手県議と高杉市長は、10日夜に続き2回目の会談となりました。
 石井政調会長が「国として、今一番力を入れて支援すべきことは何か」との問いかけに、「現時点では、災害廃棄物の一時保管所の確保と水道の復旧支援。災害廃業物の一時保管とその後処理には大きな予算が必要となります。予算確保、保管場所の確保を、国も全力あげて支援いただきたい。また、水道は市内4箇所の浄水場のうち、昨日までに3箇所は復旧しましたが、水海道東部地域に水道水を供給する”相野谷浄水場”が水没しており、使えない状況が続いています。水が引くのを待って大至急、機能回復を図りたい」と高杉市長は答えました。
 これに対して石井政調会長は「できるだけ早く激甚災害の指定を行い、災害廃棄物処理などの予算の不安を無くしたい。これだけ大きな災害ですから、常総市だけで対応することは困難だと思います。県、周辺市町村と連携して難局を乗り越えてください」と語りました。
相野谷浄水場 
 この後、石井政調会長と井手県議は、実際に”相野谷浄水場”を現地調査しました。常総市の中心部を含むおよそ8000世帯に水を送る”相野谷浄水場”は、今も土砂を含んだ水に覆われたままで、復旧のめどは立っていません。
 常総市の水道担当者は「相野谷の浄水場は、まだ冠水して作業できないので、水がひきしだい復旧できるよう準備を進めたい」と話しています。