常総市の大規模洪水被害に関する橋本昌知事への緊急要請

常総市の洪水被害場所現地調査(三坂町の堤防決壊現場)

常総市内の避難所を視察、要望聴取

常総市三坂町、鬼怒川決壊箇所
常総市三坂町の鬼怒川決壊箇所
9月10日に決壊した鬼怒川付近の堤防は、「10年に1度程度の大きい水害には対応できない」として国土交通省が改修を計画していた箇所です。
その原因は、あふれた川の水によって堤防が削られる「越水破堤」が起こった可能性があるとしています。
破堤の要因には、主に越水(えっすい)・浸透・洗掘(せんくつ)の3種類のタイプがあります。
このうち今回の決壊で問題視されているのが、越水による破堤です。
一見、丈夫そうに見える堤防ですが、その大部分は「土」でできているため、 予想以上の風雨が続いて水位が上がると、最悪の場合、堤防そのものが壊れてしまう可能性があります。
堤防が高ければ高いほど洪水時の水位も上がり、そこから流れ出した水のエネルギーは、どんどんとコンクリートで覆われていない堤防の反対側の土を削っていきます。
反対側の土が削り取られてしまうことで、堤防は水をせき止める力を失い決壊するのです。
さらに、この三坂町の堤防は、粘りけのない砂状の土で作れていました。

歩数【3000】歩・移動距離【181】km