東京ガスLNGタンカー
 12月29日、東京ガスが来年3月の運転開始を目指して日立市で建設を進めているLNG(液化天然ガス)の基地に、LNG運搬船が初めて入港しました。このタンカーは、マレーシアから7万トンのLNGを運んできた全長およそ300メートル、幅およそ50メートルのLMG専用船です。今日から8日間ほど停泊し、LNGを基地内のタンクに移す作業が行われます。
 このエネルギー基地は、稼働すれば一般家庭34万世帯が1年間に使用する量の天然ガスを貯蔵できます。東京ガスでは栃木県真岡市までのパイプラインを敷設しており、関東一円のLNG供給体制が整備されます。
 天然ガスは、石油や石炭に比べて二酸化炭素の排出量が少なく、東日本大震災の後は、原子力発電の運転停止に伴って火力発電用の需要が増加しています。