池の川さくらアリーナ
 3年後(平成31年)に開かれる「いきいき茨城ゆめ国体」で、まだ会場が決まっていなかった体操と新体操は、日立市に建設中の新しい体育館「池の川さくらアリーナ」で行われることが内定しました。
 茨城国体では、体操と新体操は当初、つくば市が建設を計画していた総合体育館で行われる予定でした。しかし、去年8月の住民投票で建設反対が多数を占めたことから計画が白紙撤回されてしまいました。このため県や競技団体などがほかの自治体と協議を進めた結果、体操と新体操は日立市が市民運動公園で建て替えを進めている新しい中央体育館「池の川さくらアリーナ」で行われることになりました。
 また大会の会期は、平成31年9月28日から11日間の日程とする方向で、国や県それに日本体育協会などが調整を進めています。
 日立市の体育館は茨城国体の会期中、バスケットボールと卓球の会場になっていることから、体操と新体操は会期前に行われる予定だということです。
 茨城国体の競技会場はこれですべてが決まり、今月下旬には日本体育協会と文部科学省による会場の視察が行われるなど大会に向けた準備が本格化します。
池の川さくらアリーナの建設状況
 市民運動公園に建設が進められている日立市中央体育館「池の川さくらアリーナ」は、平成26年7月から本格的な工事がスタートしました。
 建物本体の建設工事は、建物の土台部分を形成する地盤改良工事や基礎工事などを行い、その後、建物の骨格形成に必要な鉄筋・鉄骨工事を進め、現在ではアリーナ大屋根の工事が完了し、平成28年度中のオープンに向け、順調に進んでいます。
 今後は、建物内部の仕上げ工事を順次実施していくとともに、併せて駐車場などの整備を図るための外構工事に着手していく予定です。
 東日本大震災からの復興のシンボルとして建設を進めるこのアリーナは、各種スポーツ大会をはじめとしたさまざまなイベントなどに活用できる新たな交流拠点施設として、また、災害時の避難所や地域防災の拠点となる施設として、多くの市民に活用されると確信します。