日立シビックセンターでワークショップを展開する和田永さん
 5月23日、茨城県北芸術祭(KENPOKU ART 2016)の実行員会が開かれ、参加アーチストと合計30の展示会場が発表されました。
 また、9月17日の開幕日には北茨城市の県天心記念五浦美術館で開会式典が開かれることも決定しました。開幕まで4カ月を切り、県などは、作品制作・展示や機運醸成に向けた開催準備を加速させます。
 23日に公表された実施計画案によると、展示会場は、五浦・高萩海浜(北茨城市、高萩市)、日立駅周辺(日立市)、奥久慈清流(常陸大宮市、大子町)、常陸太田鯨ケ丘(常陸太田市)の4つのエリア内に計30カ所設けます。
 五浦美術館では、インタラクティブメディアアートで超人気のチームラボが作品を展示します。
 日立シビックセンターでは、ブラウン管テレビを打楽器に変身させる和田永さんがワークショップを行ないます。
 常陸多賀地区では力石咲さんのニットで街を包む作品が見られます。塙山キャバレーを素材にするアートハッカソン作品も注目です。
 パワースポットで有名な御岩神社やうのしまヴィラでの作品展示も計画されています。
 旧冨士ケ丘小学校(日比野克彦)、旧美和中学校(落合陽一ほか)、旧上岡小学校(ソンミン・アンほか)、旧初原小学校(東京芸術大学)などでは廃校を活用したワークショップやインスタレーションが展開されます。
 日立市出身の建築家、妹島和世さんは、大子町の浅川温泉の廃業した旅館を改装し、足湯を作品として公開します。
 常陸太田市の旧自然休養村管理センターを会場とする、オロン・カッツさんやBCLのバイオアートの展示も大いに期待されます。
160524ichiuran

茨城県北芸術祭