旧常陸大宮市立美和中学校
 6月27日、常陸大宮市の旧美和中学校を訪れました。
 平成27年3月22日、常陸大宮市立美和中学校は、46年間の歴史を閉じました。
 美和中学校は、常陸大宮市の北部に位置し、校歌に歌われていた「御領平」と呼ばれている高台に建っています。周囲は八溝山系の山々に囲まれ、学校の近くを緒川が流れ、静かで自然環境の豊かなが学校でした。
 廃校となって丸一年になりますが、今にも元気な生徒たちが飛び出してきそうな雰囲気です。
 この秋、茨城県北芸術祭の会場として、今一度人々の歓声が戻ってきます。
 この旧美和中学校では、Sound of TapBoard(アート・ハッカソン)、magma、村上史明、「だいちの星座」プロジェクト(鈴木浩之+大木真人)、山本美希、そして落合陽一の作品が展示されます。
 筑波大学などの新進気鋭の県内作家が集合することになります。
 その中でも出色の存在が、落合陽一です。

落合 陽一

落合陽一(Photo: Yoshiro Hayakawa)1987年東京都生まれ/在住、名前の由来はプラス(陽)とマイナス(一)、小さなころから電気に興味を抱き、コンピュータの未来をアートと研究の両面から追求するのがライフワーク。巷間“現代の魔法使い”と称される。
メディアアーティスト、筑波大学助教、デジタルネイチャー研究室主宰、VRC理事。コンピュータと人の新たなる関係性を実証するため、実世界志向コンピュータグラフィクスやヒューマンコンピューテーション、アナログとデジタルテクノロジーを混在させたメディアアート表現を行う。
県北芸術祭では常陸大宮市・旧美和中学校で《コロイドディスプレイ》を含む複数の作品を展示します。
この美和中学校での《コロイドディスプレイ》は、県北芸術祭のポスターにも採用されています。


コロイドディスプレイ 2012/2016



茨城県北芸術祭