民進党も≪改憲勢力≫、2/3を阻止できれば良いという民共に日本のリードは出来ない
「『改憲勢力に3分の2を取らせない』と言う民進党自身が憲法改正を否定していない。過半数をめざさず、勝敗ラインも1/3でよいと腰の引けている民進・共産に政治は担えない」(公明党・山口那津男代表)
 参院選で“改憲勢力3分の2阻止を”と、民進党などが言っているが、問題の設定自体がとんでもない誤りだ。
 まず、国会では憲法のどこをどう変えたらいいのかの具体的な中身の議論が始まっていないし、全く深まっていない。さらに、民進党も未来志向の憲法改正を議論しようと言い、憲法改正を否定していない。そうすると、民進党も含めれば、憲法改正を議論していいとする政党はすでに(国会で改正を発議するのに必要な)3分の2を超えている。
 改正と言っても、各党の考え方はいろいろ違う。公明党は、憲法9条を今、触る必要はないし、憲法の国民主権や基本的人権の尊重、恒久平和主義という3原理は非常に大切なもので、守っていくべきものだと考えている。
 その上で、時代の変化に伴う新たな価値を加える「加憲」という立場だ。
9条改正を念頭に置き、公明党を含めて“改憲勢力”とレッテル貼りすることは事実と全く違う!

【参考】3年前の民主党のマニフェストからの抜粋
「未来志向の憲法を構想する」
民主党は、 現行憲法の基本理念を具現化し、 真の立憲主義を確立するべく、国民とともに「憲法対話」を進め、補うべき点、改めるべ き点への議論を深め、未来志向の憲法を構想します。

【参考】民進党の国民との約束からの抜粋
現行憲法の「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」の理念は、戦後70年間にわたり国民が大切に育んできたものであり、堅持しなければなりません。このことを前提として、「新しい人権」や「統治機構改革」など時代の変化に対応した未来志向の憲法を国民とともに構想します。