
7月15日、井手よしひろ県議ら茨城県議会総務企画委員会は室蘭市に訪問。日本製鋼所室蘭製作所を視察しました。日本製鋼は、1907年、英国の技術を導入して国産の兵器を製造する会社として、北海道炭礦汽船株式会社、イギリスのアームストロング・ホイットワース、ヴィッカース、3社出資によって北海道室蘭市に設立された製鋼所でした。戦後はその技術を活かし民需に転向しました。世界最大級の1万4000トン水圧プレス、超大型旋盤などを有し、発電用タービンのシャフト、原子力発電用の圧力隔壁などの大型部材を製造できる、世界有数の設備を持っています。
また、世界最大級のエレクトロスラグ再熔解装置を有しており、清浄度が要求される特殊な材料の精錬を行うことができます。
最近は、風力発電用風車のタワーやブレードの生産をはじめ、発電機を除く風力発電機を一貫生産しています。2006年には自社製の風力発電所(茶津風力発電所)を建設し、売電事業に参入しています。
新規事業として燃料電池車などに使う水素ステーション用の蓄圧容器の製造なども手がけています。
超大型水圧プレス機や旋盤が動きている姿を目のあたりにすると、日本のモノづくりレベルの高さ、スケールの大きさに改めて驚かされました。
また、室蘭製作所では、全国でも珍しい日本刀の鍛刀技術の保存と刀匠を擁護し伝承することを目的とする、「瑞泉鍛刀所」があります。その記念館と刀鍛冶の作業の一端も見させていただきました。

井手県議は室蘭市は2回目の訪問でしたが、モノづくりの街として日立市に共通するところも多く、特に企業城下町の共通の悩みも実感します。特に人口減少は顕著で、平成20年12月末の人口は9万6552人でしたが、平成28年6月末の人口は8万7440人と8年半で1万人以上減少しています。平日の日中にもかかわらず、目抜き通りに人通りは乏しく、シャッターを下ろした店も多く見受けられました。室蘭や釜石、そして日立など、深刻な課題を共有する都市の連携も必要と感じました。
参考:日本製鋼所室蘭製作所http://www.jsw.co.jp/
また、室蘭製作所では、全国でも珍しい日本刀の鍛刀技術の保存と刀匠を擁護し伝承することを目的とする、「瑞泉鍛刀所」があります。その記念館と刀鍛冶の作業の一端も見させていただきました。

井手県議は室蘭市は2回目の訪問でしたが、モノづくりの街として日立市に共通するところも多く、特に企業城下町の共通の悩みも実感します。特に人口減少は顕著で、平成20年12月末の人口は9万6552人でしたが、平成28年6月末の人口は8万7440人と8年半で1万人以上減少しています。平日の日中にもかかわらず、目抜き通りに人通りは乏しく、シャッターを下ろした店も多く見受けられました。室蘭や釜石、そして日立など、深刻な課題を共有する都市の連携も必要と感じました。
