道の駅ひたちおおた7月21日オープン
 7月16日井手よしひろ県議は、7月21日のオープンを目指して準備が進む常陸太田市の「道の駅ひたちおおた」を訪れました。
 道の駅ひたちおおたは、市内下河合町の国道349号バイパス沿いに建設されています。敷地面積約2万2136平方メートルで、地元農産物の直売所やレストランをはじめ、イベント広場や情報物産館、体験ほ場「トマトハウス」、市民や観光客らが交流を図る「体験交流室」などを整備され、東日本大震災を踏まえた防災機能も備えています。愛称は「黄門の郷(さと)」。国土交通省の「重点道の駅」にも選定されており、地域の活性化の拠点として期待が寄せられています。
道の駅ひたちおおた7月21日オープン

 「道の駅ひたちおおた」 の基本コンセプトは以下の4つ。
  • 常陸太田市の大地の恵みを体感できる空間づくり。
    常陸太田市で生産される農林畜産物や加工品を中心に、豊かな大地の恵みを享受できる空間づくりを行います。本館内は正面玄関を入り、左手に地元農産物の直売所や土産品などの物産館、弁当販売などの加工所(2店舗)、右手にはパン屋やそば店などのフードコート(4店舗)とビュッフェスタイルのおしゃれなレストランがレイアウトされています。
    直売所については、生産者などでつくる「出荷者協議会」が組織され、市内外から農林水産物約200人、加工土産品約120人の結集しています。
  • 常陸太田市の魅力を伝える空間づくり。
    常陸太田市や県北地域の自然、歴史、文化、食、体験、産業、観光交流など様々な魅力・情報を受発信することで、「常陸太田らしさ」を体感し、共感・感動できる空間づくりを行います。隣接してトマトのハウスも整備され、もぎたてのトマトを食べることもできます。
  • 人々が集い、楽しみ、憩い、交流する空間づくり。
    様々な人・もの・情報が集まり、来訪者も市民も誰もが楽しみ、憩うことができる空間づくりを行います。「市民+水戸市周辺の自治体+女性層」をメーンターゲットに掲げ、「細部にまで行き届いたおもてなしや企画力」の必要性が運営にあたって重視されています。週末はファミリー層や観光客を含めた集客を期待していますが、「平日にどれだけの人を呼べるか」と、リピーター確保につながる魅力づくりを模索するとしています。子育て日本一のまちづくりを目指す常陸太田市。道の駅にもそのシンボルキャラクター“じょうずるさん”を配した子供の遊具や妊産婦優先の駐車コーナーなど、細やかな配慮が見て取れます。
  • 防災拠点としての機能。
    災害時の避難所や災害復旧の活動拠点づくりとしての機能を持たせます。


道の駅ひたちおおた7月21日オープン
 こうしたコンセプトを実現し、経営的にも大きな成果を発揮するために、今年2月には道の駅を運営する第三セクター「常陸太田産業振興株式会社」が設立されました。代表取締役は大久保太一市長が就任。そして、この陣頭指揮に当たる駅長には女性を抜擢。昨年6月から公募で選ばれた植田笑子さんが、一年かけてオープンの準備を進めてきました。大久保市長は、もともと大手製造業の副工場長を経験した人物。「オープンする以上は売り上げを確保することが大事」と強調します。地域振興という主たる狙いとともに、“経営”という重大な役目を担うだけに「集客と収入」の問題を重視しています。
 今年春には隣接する常陸大宮市でも大型の道の駅「ひたちおおみや・かわプラザ」がオープンしました。また、海側の日立市には「道の駅・ひたちお魚センター」が立地しています。こうした地域間の競争も激化する中、逆に地域の連携で顧客を呼びこむこともできるのではと期待されています。
 7月21日のオープンが楽しみデス。

道の駅ひたちおおた7月21日オープン
参考:道の駅ひたちおおたのHPhttp://www.city.hitachiota.ibaraki.jp/page/page003775.html