八島功男県議 9月14日、茨城県議会一般質問が行われ、公明党の八島功男県議が橋本知事ならびに担当部長に質問を行いました。
 橋本知事に対しては、県総合計画と首都圏広域地方計画の意義について質しました。
 知事は、首都圏広域地方計画では、日本を牽引する東京圏の機能強化と同時に、東京一極集中の是正を図っていくために、首都全域で対流を創出する「対流型首都圏」への転換を目指しており、このために「連携のかたまり」を多数形成していくことが必要であるとしました。その上で、この連携のかたまりの一つである北関東新産業東西軸」の充実が重要と強調。北関東自動車道や圏央道などの交通ネットワークの整備促進。内陸と茨城県の 港湾、空港とのアクセス向上による新らたな物流軸の形成。県域を越えた連携から生まれる周遊型観光ルート形成などを目指すとしました。
 また、八島県議はインフラのストック効果について質問しました。インフラ整備(公共事業)には、その整備が長期にわたって経済活動を活性化させ、人々の生活を豊かにするという効果があります。そして、そのインフラ整備には財政出動による「フロー効果」と「ストック効果」期待されています。
 社会インフラのストック効果は、移動時間の短縮、輸送費の低下等によって経済活動の生産性を向上させ、経済成長をもたらす効果(生産力効果)や、アメニティの向上、衛生状態の改善、災害安全性の向上等を含めた生活水準の向上に寄与し経済厚生を高める効果(厚生効果)があります。
 八島県議は、今後の公共事業はストック効果を最大限に活かすために、「見える化」に努める必要があると強調しました。