県北地域の6つの市と町を会場に行われる「茨城県北芸術祭」が9月17日開幕し、65日間にわたる現代アートの祭典が始まりました。
茨城県北芸術祭は、茨城県と日立市、高萩市、北茨城市、常陸太田市、常陸大宮市、大子町の県北地域の6つの市と町が今回、初めて開催しました。
午前中、北茨城市にある県天心記念五浦美術館で、自治体の関係者や、芸術祭に参加するアーティストなどおよそ100人が出席して開会式が行われ、橋本知事などがテープカットを行い、開幕を祝いました。
デジタルアートを創作し、世界的な評価を得ている「チームラボ」は、県北芸術祭にて「チームラボ 小さき無限に咲く花の、かそけき今を思うなりけり」を開催し、新作「小さきものの中にある無限の宇宙に咲く花々」などデジタルアート6作品を展示しています。
茨城県北芸術祭の開幕を祝うテープカット
茨城県北芸術祭は9月17日から11月20日まで65日の会期中、現代アートを中心とする国内外の参加アーティスト85組が、計約100の作品・プロジェクトを展示・発表します。
展示会場は4エリアの32カ所に上り、県北地域の魅力を全国に発信します。
32会場のうち、有料施設は天心記念五浦美術館や日立シビックセンターなど8カ所。個別鑑賞券に加え、各施設で1回ずつ使える作品鑑賞パスポート(2500円)を販売しています。
会期中は秋の観光シーズンとも重なり、県内外から多くの来場者が見込まれます。県などの実行委員会は、渋滞回避や駐車場の確保に加え、土・日、祝日には会場を効率よく回る3コースの周遊バスを運行します。
県外在住者を対象に、6市町の旅館、ホテルなどで使える宿泊割引クーポンも発行。来場者向けに統一のロゴマークを付けた芸術祭推奨の土産品も販売していきます。
茨城県北の秋を存分に味わっていただければと思います。
茨城県北芸術祭 特別展示「チームラボ 小さき無限に咲く花の、かそけき今を思うなりけり」
https://www.team-lab.net/jp/exhibitions/kenpokuart2016