10月13日、井手よしひろ県議は、さいたま市で行われてい「さいたまトリエンナーレ」を視察しました。メイン会場の一つとなっている「旧民俗文化センター」 で、さいたまトリエンナーレ実行委員会の事務局次長大西起由さん(さいたま市文化振興課長)、事務局の今村嘉宏さんから、事業の概要の説明を受けました。
清水勇人さいたま市長の1期目の目玉政策の一つとしてスタートした「さいたまトリエンナーレ」。約3年の準備期間をかけて、この9月24日(土)から12月11日(日)までの79日間から開催されます。総合ディレクターは芹沢高志氏、総事業費は7億円です。
テーマは「未来の発見!」。3つのコンセプトのもとに芸術祭は企画されました。
第1に、さいたま市の「場所性」にこだわる。127万を超える人口を擁するさいたま市において、それぞれ特徴の異なる3つの地域(大宮、浦和、与野)を主要エリアに設定し、場所性を生かしたプロジェクトが展開されています。
第2に「共につくる、参加する芸術祭」。さいたま市に生活する人たちの関心を呼び起こし、市民が創造のプロセスそのものに参加できるプロジェクトを重視しました。 具体的には、アーティストが作品を制作する過程で、多くの市民に取材を行ったり、さまざまな素材提供を募ったり、参加型のワークショップを開催したりするほか、市民とアーティストの協働による音楽イベントを開催するなど、市民がさまざまな方法で参加できるプロジェクトを展開し、「共につくる、参加する芸術祭」をめざしました。
第3に、開催後の継続的な活動の萌芽を生み出すことに重点を置きます。参加型のアートプロジェクトや市民プロジェクトの実施などを通じて、トリエンナーレ終了後も市民が自発的、継続的に展開しうる活動の芽を育てることを目指しています。芸術祭の名称にあえて“トリエンナーレ”と関したことにも、その意気込みが感じられます。
こうした基本的な考え方のもと、アートの作品展示はもちろんのこと、共につくり、参加する芸術祭として企画されています。国内外のアーティストの作品展示をはじめ、さまざまなアートプロジェクトやユニークなワークショップが繰り広げられています。(次のブログで主な作品の紹介をします)
参考:さいたまトリエンナーレの公式HPhttps://saitamatriennale.jp/