圏央道マップ
 12月20日、石井啓一国土交通相(公明党)は、圏央道の境古河インターチェンジ(IC)〜つくば中央IC(28.5キロ)が、来年(2017年)2月26日に開通すると発表しました。また、この区間に新たに、坂東インターチェンジと常総インターチェンジの2つのインターチェンジが設けられます。
 これにより圏央道は茨城県内の全線で開通し、千葉県の成田空港から神奈川県の湘南エリアまでが、都心部を囲むように高速道路でつながることになり、茨城県や栃木県など北関東への外国人観光客の誘致が進むと期待されています。
 また、常磐自動車道や東関東自動車道など、都心部から放射線状に延びる6つの高速道路が、首都圏の郊外で結ばれることから、国土交通省によりますと、渋滞や通行止めを回避するルートが増え、都心部の渋滞の緩和が期待されます。
 さらに、防災面の効果も期待されます。首都圏直下型地震が懸念される中、万一の事態に復旧や救援物資の本葬のために、圏央道は威力を発揮すると思われます。
高速道路の整備促進を要望
 茨城県の橋本知事は「圏央道の県内の全線開通により、人や物の流れが大きく変わって、県内への企業進出や観光客の増加に一層、弾みがつき、沿線地域はもとより、茨城県のさらなる発展に大きく寄与するものと期待している」というコメントを発表しました。
 井手よしひろ県議らは、一刻も早く県内区間の開通を石井国交相に求めていました。さらに、相当量の交通量が見込めることから、4車線化を“有料道路事業”として、早期に着手することを要望しています。(写真は、圏央道の有料道路事業による4車線化を、石井国交相に要望する橋本知事と井手県議ら)
圏央道 茨城県区間 平成29年2月26日(日)に全線開通(国交省のHPより)
http://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_000789.html