茨城農政連新春の集い
 1月16日、茨城県食と農と水政治連盟(茨城農政連)の新春の集いが開催され、井手よしひろ県議は公明党を代表して、新春の挨拶を述べました。以下、その概要をご紹介します。

 あけましておめでとうございます。茨城県議会公明党の井手よしひろです。
 茨城県食と農と水政治連盟(茨城農政連)の新春の集いにあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
 今、日本農業は大きな曲がり角に差し掛かっています。当然、茨城の農業も、大変重要な転機を迎えています。
 茨城県の基幹的農業従事者の数は、約7万6800人です。そのうち、65歳以上の方が4万9千人で全体の63.8%です。70歳以上の方も、3万5400人おり、これは全体の46.1%です。このままでいくと、2020年には、例えば、70歳以上の方が半数引退すると仮定すると農業従事者は6万100人になります。65歳以上の方が、半分引退すると仮定すると農業従事者の数は、5万3300人まで減少します。
 このままでは、茨城の農業を支える農家がいなくなり、茨城の農業はなくなってしまうのかと懸念されています。
茨城農政連会長・加倉井豊邦氏 一方、茨城県の農業生産額、ご存知の通り8年連続で日本第2の数字を記録しています。北海道を除けば全国ナンバーワンです。2011年に4100億円であった農業生産額は、一昨年は4500億円にまで伸びています。これは、何を意味するのか。茨城県の農業の生産性が飛躍的に上がっているということです。
 農家の皆様の努力、農協の皆様の努力、様々な努力が生産性の向上に結びついているとゆうことです。その結果として一戸あたりの農家の収入も上がっていることも事実です。茨城の農家の売上は加重平均で、2010年1戸あたり385万円であったものが、2015年には448万円に16.4%伸びています。
 茨城県には、1億円以上の売り上げを示している農家が2010年97戸でしたが、2015年には2割も増えて117戸になりました。
 こうしたトレンドの中で、皆様方に期待するその役割も、大きく変わってきていると思います。私たち、政治に関わるものも、単に農業は駄目になってしまうというような悲観的な推測ばかりしていないで、その未来を信じながら、本年1年も希望ある取組をしてまいりたいと思います。
 ご出席の皆さまから、現場の声をしっかり学ばさせていただき、茨城県の農業政策に取り組んでまいります。

茨城県の基幹農業従事者
この挨拶、ブログで使用させていただいた数値、グラフ等は橅木元成氏のfacebookより引用させていただきました。https://www.facebook.com/motonari.kaburagi/posts/1224101107668546