第3回OKAMOTOホットトピック(奨学金制度)
 公明党の長年の主張を受け政府が新設する、大学生らを対象とした返済不要の給付型奨学金に関し、実施主体となる日本学生支援機構は3月31日、申請手順などを示した案内を公表しています。2017年度の一部先行実施の申し込みは原則的に4月中に締め切られます。機構では「募集時期を逃さないよう注意してほしい」と呼び掛けています。
 対象は住民税非課税世帯などの大学、短大、専門学校、高等専門学校(4、5年)の学生など。これには、公明党の主張を受け、一定の要件を満たした浪人生や高校卒業程度認定試験の合格者らも含まれています。
給付型奨学金 17年度は、今年、入学する私立の下宿生と児童養護施設出身者らを対象に先行実施されます。現役生・浪人生ともに申込書類を在籍校(大学など)で受け取り、出身高校に学力に関する認定書などの作成を依頼。申込書や振込口座届などとともに在籍校に提出します。締め切りは学校によって異なりますが、今月中となります。早ければ5月中に審査を終え、6月から振り込まれます。
 18年度からの本格実施では、現役・浪人生ともに、原則的に高校の推薦が必要になります。18年度分は、高校3年生らが、17年5月以降に高校で申込書類を受け取り、記入などして提出。機構は高校からの推薦書類を受けて審査し、今年10月下旬に結果を通知する予定です。