女性専門外来設置を求め公明党女性局が署名活動
030811zyosei 2003年7月、公明党内原支部は、国立水戸病院(池田成昭病院長)に、「女性専門外来の設置を求める」署名運動を展開しました。短期間に5300名の署名をいただき、8月11日に国立水戸病院に提出しました。
 これには、大関茂内原町長、石井啓一衆議院議員(公明党茨城県本部代表)、鈴木孝治県議(県本部副代表)、枝川内原町議、女性党員の代表らが出席しました。国立水戸病院からは、池田病院長を始め、園部副病院長、松田事務長、太布看護部長が出席しました。
 席上、池田病院長からは「国立水戸病院は、平成16年度に茨城町大渡に新築移転します。新しい病院は、病床数は同じだが、建物面積が今の2倍になる。設置の可能性はあるので、今後要望に沿えるよう努力する」との回答がありました。

●公明党は女性専門外来の旗振り役
030906kasumigaura 女性専門外来は、女性の身体や心を女性の医師が診療するもので、「ジェンダー・スペシフィック・メディスン(性差を考慮した医療)」という思想をもとにしています。
 こうした流れは、10年ほど前からアメリカで始まりました。女性特有の産婦人科的疾患以外にも病気には男女差が大きいことが分かってきました。同じ病気でも、男女ではふさわしい治療法も決して同一ではないし薬の量も違います。そこで米国では性差を重視する方向へ転換し、女性の更年期疾患の研究に国を挙げて取り組み、その結果、女性にかかわる医療が大きく進歩したといわれています。
 わが国で女性専門外来が初めて設けられたのは、2001年5月に鹿児島大医学部付属病院でした。同年9月には都道府県立病院としては初めて千葉県立東金病院に開設されました。
 女性専門外来は、基本的に予約制で初診時には30分程度時間をかけてじっくり患者の話を聞きます。最初に話を聞いた医師が最後まで担当する場合と、その医師が窓口となり産婦人科や心療内科など必要に応じて各専門科につないでいく場合とがあります。特に、とかく“数分診療”が多いと指摘されるなか、時間をかけて丁寧に女性患者の訴えを聞くことが好評の要因です。めまいや関節痛など女性特有の症状は原因を突き止めるのに時間がかかりますが、従来の診療では症状が軽視されたり、男性医師だと女性患者の側で受診をためらうケースも多いといわれます。
 女性専門外来は、これまでの医療サービスが実態に合っていなかったのを正す医療改革ともいえます。ある女性専門外来の場合、心の内にわだかまっていたことを思う存分、女医に話すことで約6割の人が体調が改善するといわれています。
参考:国立水戸病院:リンク切れ
参考:国立霞ヶ浦病院の女性専門外来の案内:リンク切れ

支援団体との協議会を開催 →県本部幹事会を開催(水戸市内:走行距離76km)




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