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スケートボードやBMXが気軽に安全にできる公園整備を要望

021018park 近年、日立市を中心とする県北地域でもスケートボードやBMX、インラインスケートなど「アクションスポーツ」の愛好者が増えています。
 沢山の愛好者がいるのですが、練習する場所が無く、しかたなく公園内や歩道で練習する光景も多々見かけられます。どこで練習しようとしても「歩行の邪魔になる」、「音がうるさい」、「公共施設を壊す」などと苦情が寄せられ、健全なスポーツしての認知度が低いのが現状です。
 これは、アクションスポーツを楽しめる専用の施設が皆無であることに大きな要因があります。
 スケートボードに例をとると、アクションスポーツ発祥の地のアメリカでは、ほぼ全ての州に愛好者のためのスケートボードパークが設置され、学校の敷地に青少年の育成のために設置しているところもあります。また公立の公園内にも大小さまざまな規模の設備があり、子供から大人まで様々な年齢の愛好者たちの「交流の場」となっております。
 日本では富山県、秋田県、神奈川県、岐阜県、山形県、京都府、宮崎県、鹿児島県など一部の場所で公共施設としてのスケートボードパークが設置されつつありますが、その規模や数において、急増するスケートボード愛好者にとても対応できている状況ではありません。
 こうした現状の中、日立市内にアクションスポーツパークを整備し、若者が集まる環境を作ることは大変有意義なことです。
 2002年10月18日、井手よしひろ県議は、日立市池の川の体育館前で、アクションスポーツパーク整備について、10代20代の若者から要望を受けました。
 この日に集まったのは、スケボー仲間が20数名、BMX愛好グループは10名。いずれも、池の川の体育館前や日立駅前、シビックセンターなどで、日頃、技を磨いています。
 愛好者が気軽に集まって、安全に練習ができ、通行人や周辺住民に迷惑がかからないような場所を確保してほしい、との声が多く寄せられました。
 今後、先進地域の情報収集や市や関係機関への要望活動を行うことを確認しました。
 若者が集まる街・ひたちを作ろうという新たな動きが始まりました。

 井手県議は、2002年10月21日、市役所に樫村千秋市長を訪ね、若者との懇談の様子を伝え、日立市内へのアクションスポーツパーク整備を求めました。
 これに対して、樫村市長は「日立市を若者の交流拠点として再生するためにも興味深い提案である。具体的に検討したい」と前向きな姿勢を示しました。さらに、市役所担当者と、愛好者グループとの意見交換の場を設定することを約しました。

土浦市では駅前遊休地を暫定使用

021018tuchiura 土浦市には「土浦にぎわい広場」として、アクションスポーツパークが整備されました。
 地元スケートボードショップと愛好者が土浦市に働きかけ、土浦駅前の遊休地に整備されました。
 「にぎわい広場」は、土浦駅前北地区再開発事業が具体化するまでの暫定利用として、同事業用地に整備が進められてきたJR土浦駅隣りに2001年5月、オープンしました。駅前一等地に位置し、スケートボードなどを無料で楽しめる公的空間とあって、若者たちの姿も徐々に増えつつあります。
 同用地は、駅北再開発事業のタネ地として市土地開発公社が取得。しかし、与党三党の公共事業見直しの対象となり、2000年11月に事業中止が決定しました。
 中止決定を受けた土浦市は、計画を再構築した上で2005年度をめどに都市基盤整備公団事業としての再採択を目指すこととし、事業再開までの暫定利用として約4600m2の用地のうち約2000m2を駐車場に、残り約2600m2を「にぎわい広場」として整備しました。
 「にぎわい広場」は、同事業再開までの期間、中心市街地の活性化を後押しする狙いで整備されました。敷地全面を舗装し、若者向けにスケートボードコーナーやスリーオンスリー用のバスケット・ハーフコート一面を設けたのをはじめ、電気コンセント、水道施設を備えて各種イベントにも対応できるようにしました。
 また、防犯面に配慮して照明灯二基を設置するとともに、お年寄りも憩える空間とするためフラワープランター10基も整備しました。
 運営は市土地開発公社が、苦情処理などは市開発課が担当し、不定期だが見回りも行っています。
 開園時間は朝10時から夜11時まで。市スケートボード振興会メンバーがバンク等を作成しました。

参考:アクションスポーツパーク関連情報のHP
参考:横須賀市うみかぜ公園のHP
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