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屋外貯蔵ピット内の詳細


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滞水量の一番大きいC槽のマンホール:今回の調査写真はここから撮影
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屋外貯蔵ピットの全体写真(動燃提供):右の建屋は構内洗濯場
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ピットへの入り口付近(97/8/29撮影)

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ピット付近の図面


ピットNo1の詳細図面
ピットNo2の詳細図面

(1)廃棄物保管の状況

 保管されているものは、ウラン廃棄物である。ウラン廃棄物とは、低レベル放射性廃棄物の一種で、ウラン濃縮工場などから出る。
 原子炉内で生まれる放射性核種は含まれず、放射能レベル自体はきわめて低い。天然ウラン鉱石から金属ウランなどを作る精錬工場から出たかすや、工場の解体で残ったタンク類の破片などが主なもの。
 放射能が半分になる半減期が約十億年と長いため、三百年で大きく減衰する原子力発電所から出る低レベル廃棄物と一緒に処理するのは適当ではなく、最終処分方法はいまだに決まっていない。
 廃棄物保管用の200リットルドラム缶換算で、約2,000本である。
 また、ピット内には屋根を作った際の残材などを入っていることが確認されている。
 屋根の補強材等の痛みを見られ、ドラム缶の腐食も著しい。
 内容を記録した原簿も紛失しており、詳細な内容は不明である。
 現在は、廃棄物の出し入れはできず、隔離された状態となっている。
 
動燃が発表したピット内部の写真
1993年の撮影

動燃が公開したピット内の写真にリンクします。※リンク切れ
100点以上の写真から、驚くほどずさんな管理が裏づけられています。
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No2ピットE槽の写真
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No2ピットD槽の写真
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No2ピットC槽の写真
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No1ピットB槽の写真
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No1ピットA槽の写真


(2)放射線管理

 本ピットは構造上、人が立ち入ることが困雑であるため、管理区域内の測定は行わず、ピット上部(管理区域)において線量当量率の測定を毎週1回実施し、ピット上部での線量当量率はバックグラウンドレベル(0.5マイクロシーベルト/時以下)であることを確認している.

(3)滞留水の処理

  ピット内の滞留水をくみ出して、隣接する焼去施設内での適切な処理(蒸発処理、希釈処理)により、保安規定で定める排出基準に適合することを確認の後、中央排水処理場(非管理区域)に排出している。

  ‖變運紊凌絨矛晃

 平成9年8月時点までのピット内滞留水量の水位傾向を図−5に示す。滞留水のくみ出しを実施しない場合、水位は上昇傾向を示している。

  滞留水の放射能濃度

 測定した結果、全α:0.001〜10ベクレル/ml、全β:0.01〜10ベクレル/mlとなっており、滞留水の多い槽の放射能濃度は、より厳しい全α濃度の排出基準と比較して約10倍程度、滞留水の僅かな槽の放射能濃度は1,000〜10,000倍の濃度となっている。

(4)ピットからの漏洩の可能性

 ピットの各槽内の水位は、これまでの観察で増加傾向にあるものの、減少はみられないことから、ピット外への漏れはないものと考えている。

(5)環境監視

  事業所北側境界付近を流れる新川において、年2回河川水及び河底土を採取し、全β放射能を測定した結果は図−6及び図−7に示すとおり平常の変動範囲内であり、対象地点の久慈Jll上流と同レベルであることを確認している。




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