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 屋外貯蔵ピットの内部詳細状況を、動燃が公開した「廃棄物貯蔵庫の補修整理作業に係わる事前調査報告書」(平成5年12月・千代田メンテナンス株式会社作成)よりまとめました。なお、この資料の本となった11月の「廃棄物貯蔵庫の補修整理作業に係わる事前調査・ピット内部調査結果」は動燃のインターネットホームページに掲載されております。この報告書には、参考の写真の番号が掲載されており、この参考写真は平成9年8月29日に公開された写真と同一と思われますので、このページでは説明と写真をリンクさせていただきました。
貯蔵庫No1貯蔵庫No2

Dピットの内部詳細状況
平成5年11月現在
酸素強度測定結果
20.9%

滞留水の有無


滞留水の水深

滞留水用の枡部においては約200mmであった。


内部状況

内 部 の 状 況


参考写真

(動燃のホームページよりリンク)


ドラム缶は3段積みされていた。

 



ピット内部の貯蔵物は、鉄製の箱とφ600mm程度のドラム缶であった。

サイズの異なるドラム缶も貯蔵されていた。


ピットの中央部に、高さ400〜500mmの横梁が布設されていた。


天井のコンクリートを布設した時の枠材は、ドラム缶の上に横に木材を渡し、その上に900mm程度の柱を設置して、天井のコンクリートパネルを支える構造となっており。柱の間隔は、概ね1m程度であった。

内部の木材の量は概算で15.2m3(約7.6t)程度と推定される。



天井のコンクリートを布設した時の枠材は、一部欠落しているが、ほぼ健全性を保っている。

 

ドラム缶は、腐食の進行が著しく傾いている物もあり、ドラム缶相互で支えあっている様で、相互の支えを失えば、転倒、崩壊する可能性がある。

 

腐食によりドラム缶に穴があいているものがあった。また、内容物はスラッジのような物であった。



ドラム缶の側面については、1〜3段目までほぼ均等に腐食しており、半分以上は移動、取り出しに注意が必要である。



1段目のドラム缶については、水と接していた思われる部分が特に腐食が激しく、移動、取り出しは不可能であると推定される。

 

ピット壁面は、仕上げがなされていた。



汚染状況
空間線量当量率
2.0μSv/h(最大)

ドラム缶表面汚染密度

4.0μSv/h(最大)

空気中汚染密度

検出限界以下

滞留水汚染

α:  5.80Bq/cm3

β・γ:6.40Bq/cm3





このページは、茨城県議会井手よしひろの公式ホームページのアーカイブ(記録保管庫)の一部です。すでに最終更新から10年以上経過しており、現在の社会状況などと内容が一致しない場合があるかもしれません。その点をご了解下さい。