フロンガス分解処理装置が稼働
茨城県公害技術センターに設置、県内市町村のフロンガス処理を実施

971007kougai  茨城県公害技術センター内に、フロンガス分解処理センターが完成し、9月より稼働を開始しました。

茨城県では、井手よしひろ県議らの提案により、平成7年度より県内市町村へのフロンガス回収装置の導入助成策が行われてきました。この施策により、主な市町村並びに広域事務組合にフロンガスの回収装置が設置され、オゾンホール拡大防止の着実な実績が上がってきました。

 県ではこうした現状を踏まえ、回収されたフロンガスを分解処理をする装置の導入を決め、日本で初めての触媒方式による装置を開発しました。

 井手県議は、鈴木孝治県議(公明・新進クラブ代表)とともに、10月7日公害技術センターを訪れ、青木義雄センター長より、フロンガス分解装置の概要や運用状況灯を聴取し、実際に稼働状況を視察した。

公明新聞で紹介される
 

フロンガス分解処理装置の概要

装置の特長
971006flon1 オゾン層を破壊する特定フロン(フロンガス)を、触媒(酸化チタン他)を使って効率よく分解する。
フロンの分解によって発生した酸性ガスは、アルカリ溶液(消石灰溶液)によって中和され安全に分解される。
アリカリ溶液は効率よく再利用される。
400度程度の低い温度でフロンの分解ができ、処理システムの簡素化、ランニングコストの低減をはかれる。
ダイオキシンの発生を極力抑えることができる。

装置の基本仕様
971007flon2 処理能力:1Kg/時間
装置寸法:1.5×3.0×2.2m(奥行き×幅×高さ)
装置重量:2t(4tトラックへの車載可能)
設置費用:2,000万円


問い合わせ先
  茨城県公害技術センター
  水戸市石川町1−4043−8
  電話029−252−3151




このページは、茨城県議会井手よしひろの公式ホームページのアーカイブ(記録保管庫)の一部です。すでに最終更新から10年以上経過しており、現在の社会状況などと内容が一致しない場合があるかもしれません。その点をご了解下さい。