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動燃事業団・警察への通報にも問題

井手県議の茨城県警への照会により、今回の爆発事件では、動燃東海事業所への110番通報がなされていなかったことが正式に確認された。
 以下、県警本部の認知状況報告を掲載します。


動燃東海事業所における火災・爆発事故認知状況

平成9年3月14日 
茨城県警察本部
 
第1回火災発生認知状況

 3月11日(火)午後0時10分頃
  テレビニュースで事故を認知した。
  動燃東海事業所からの通報はなかった。
  (注 火災発生10:06分頃)

第2回目爆発事故認知状況

 3月11日(火)21時08分頃
  動燃東海事業所から東海地区交番に爆発事故発生の通報により認知した。
  (注 爆発発生20:04分頃)


動燃が事故報告書(第一報)を訂正
警察への通報の項目を削除

 動燃の事故報告第一報に記載されていた茨城県警への通報の項目が、4月30日提出の「第一報の訂正・補足」において、「警察による事故認知時間の違い」との理由で、削除された。
 さらに、東海村交番へのFAXによる通報は、受信はされていたものの、当日別の事件で交番には警察官がいなかったため、伝わっていなかったことが明らかになっている。
 したがって、動燃から警察への通報は現状では全く伝わっていなかったことになる。
 県警では、事件後動燃との専用電話とFAXによるホットラインを設置したが、他の原子力施設への設置をも含め、今後の大きな課題となっている。
時 刻
事故報告書(第一報)
4/30付け訂正・補足
11:50頃 東海交番へ電話にて連絡。 <削除>
12:15頃ひたちなか西警察署へ電話にて連絡。 <削除>
12:24頃東海交番へ連絡(FAX)。FAXは受信していたが、交番警察官が他の事件で出動中であり、内容を認識していなかった。
21:30頃ひたちなか西警察署へ電話にて連絡。 <削除>





このページは、茨城県議会井手よしひろの公式ホームページのアーカイブ(記録保管庫)の一部です。すでに最終更新から10年以上経過しており、現在の社会状況などと内容が一致しない場合があるかもしれません。その点をご了解下さい。