2001年夏の小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題に関して、井手よしひろ県議は、靖国神社並びに千鳥が淵の国立戦没者墓苑を視察しました。
yasukunimap

010815yasu_ooyama010810yasukuni_mon


 靖国神社の正門に当たるのが大鳥居。柱の高さが25m、横木の長さが34m、重さが100tで国内最大級の鳥居といわれています。
 大鳥居の左手の国旗掲揚塔は高さが30mもあり、縦2m、横3mの特大の日章旗が翻っています。
 右手手前には、10mを超える石製の「靖国神社の社号標」があります。この「社号標」は、戦前と戦後で高さが違うというエピソードがあります。1894年に建立された社号標は「靖國神社」の文字の上部に、国家への功労者をまつっていることを示す「別格官幣」の文字が刻まれていました。しかし、戦後、GHQの命令により、その部分は切断され、「社号標」は当初の四分の三程度に低くなりました。現在の「社号標」をよく見ると、文字の上の余白が少なく、バランスが崩れているのが良くわかります。
 広い参道を進むと、中央に大きな銅像があります。靖国神社の前進である「東京招魂社」の創建に中心的な役割を果たした大村益次郎の銅像です。

yasukunimap2

010815yasu_taiho010815yasu_3mon
010815yasu_honden010810yasukuni
010815yasu_2mon


010810yasu_mon 道路を挟んで本殿がある地区に入ります。青銅製の大鳥居をくぐると、神門に至ります。
 ひのき造りの荘厳な門で、扉の両方には直径1.5メートルもある菊の紋章が輝いています。
 神門を抜け、中鳥居を過ぎると、目前に拝殿が迫ります。拝殿前には、賽銭箱が据えられています。
 拝殿の奥には、本殿があります。一般の参拝者は直接、本殿に参拝することは出来ません。お祓いを受け、本殿に入り、玉串を奉納して参拝することを昇殿参拝といいます。昇殿参拝するには、参集所にて記帳を行い、初穂料(玉虫料)を納めます。「初穂料(玉串料)は、お志で結構です」と言われていますが、1万円以上が常識的な金額のようです。
 参集所の裏手には、過去の戦争の戦利品や遺品などを展示する「遊就館」があります。現在は、改修中のため、靖国会館の2階の特設会場で「かく戦えり、近代日本」との展示が行われていました。2002年7月には、全面改装され、オープンされる予定です。新装オープン時には、零戦も展示される予定です。
 「遊就館」の前には、なぜか、大砲や高射砲、戦艦大和の主砲の砲弾(実物模型)などが展示されています。まさに、軍国主義の日本にタイムスリップしたような異空間が、そこにはありました。




靖国神社参拝問題の見解
靖国神社視察記
靖国神社関係年表

最終更新日:08/14/2001 01:22:40

このページは、茨城県議会井手よしひろの公式ホームページのアーカイブ(記録保管庫)の一部です。すでに最終更新から10年以上経過しており、現在の社会状況などと内容が一致しない場合があるかもしれません。その点をご了解下さい。