
■中学数学Aが大幅向上
8月28日、文部科学省は学力の把握を目的に小学6年生と中学3年生の全員を対象に実施した、2017年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表しました。全国学力テストは、国語と算数・数学を、それぞれA(基礎知識)、B(知識の活用力)の2分野の設問で調査するものです。
この全国学力テストに、県内では公立小503校の約2万3600人、公立中228校の約2万4200人が参加しました。
全国的な傾向としては、平均正答率は各科目ともA問題よりもB問題が5.1〜32.6ポイント下回わりました。資料に基づいて考えを書く問題の正答率が低く、知識応用力に課題があることが改めて浮き彫りになっています。都道府県別の平均正答率の上位は例年通り、秋田や石川、福井、富山などが占めています。今回から公表された政令市の多くでは、平均正答率が所在道府県の数値と同じかそれを上回っています。
文科省は年度ごとの全国の平均正答数を100と換算し、下位3県との差を比較しています。2007年度と比べ、3.7ポイントあった中学数学Bの差が1.6ポイントに縮むなど、8科目中7科目で数値が改善しました。上位3県との差も縮小傾向にあります。
茨城県公立校の児童・生徒の正答率は、8分野全てで全国平均を上回わりました。中でも、課題とされてきた中学数学Aが、前年度比4.1ポイントの大幅アップで、2008年度以来9年ぶりに全国平均を上回わりました。茨城県の平均正答率が、全分野で全国平均を上回ったのは今回が初めてです。
2016年度に茨城県の全8分野で唯一、全国平均を下回ったのは数学A。今回、全国平均を0.6ポイント上回り、順位も31位から19位に急上昇しました。数学Bの正答率は前年度比3.8ポイントアップし19位(前年度17位)となりました。
国語Aは1.4ポイントアップしたものの、順位を8つ下げて15位、国語Bは4.7ポイントアップし8位(前年度7位)でした。
一方小学6年生では、算数Aの2.2ポイントを筆頭に、国語、算数全4分野で全国平均を1ポイント以上上回り、いずれも前年度から順位を上げました。
算数Aの正答率は2.8ポイントアップし、順位を18位から8位に上げました。算数Bは0.6ポイント下がりましたが、順位は2つ上げて11位でした。国語Aは2.5ポイントアップし13位(前年度19位)。国語Bは前年度と同率で14位(前年度17位)でした。
文部科学省は、過度の競争をあおらないようにと、今回から平均正答率について、小数点以下を四捨五入し整数値のみを公表しています。それを受け県教委は、各市町村教委や学校がより丁寧な結果の分析ができるようにと、従来の小数点1位まで算出した結果を独自に発表しました。市町村毎や学校毎の平均などは公表していません。
全国学力調査では、児童生徒の生活環境や学習環境に関する質問(アンケート形式)を行っています。どの項目も概ね全国平均を上回る結果となりました。
例えば、朝食を毎日食べているとの質問には、茨城県の小学生は96.1%が食べているると回答しましたが、全国では95.4%。中学では93.5%(全国93.2%)でした。学校の授業の復習をしていると答えた小学生は62.2%(全国53.8%)、中学生63.0%(全国50.5%)となっています。学校肉のが楽しいと答えた割合は、小学校88.0%(全国86.3%)、中学校81.7%(80.9%)となっています。
2016年度に茨城県の全8分野で唯一、全国平均を下回ったのは数学A。今回、全国平均を0.6ポイント上回り、順位も31位から19位に急上昇しました。数学Bの正答率は前年度比3.8ポイントアップし19位(前年度17位)となりました。
国語Aは1.4ポイントアップしたものの、順位を8つ下げて15位、国語Bは4.7ポイントアップし8位(前年度7位)でした。
一方小学6年生では、算数Aの2.2ポイントを筆頭に、国語、算数全4分野で全国平均を1ポイント以上上回り、いずれも前年度から順位を上げました。
算数Aの正答率は2.8ポイントアップし、順位を18位から8位に上げました。算数Bは0.6ポイント下がりましたが、順位は2つ上げて11位でした。国語Aは2.5ポイントアップし13位(前年度19位)。国語Bは前年度と同率で14位(前年度17位)でした。
文部科学省は、過度の競争をあおらないようにと、今回から平均正答率について、小数点以下を四捨五入し整数値のみを公表しています。それを受け県教委は、各市町村教委や学校がより丁寧な結果の分析ができるようにと、従来の小数点1位まで算出した結果を独自に発表しました。市町村毎や学校毎の平均などは公表していません。
全国学力調査では、児童生徒の生活環境や学習環境に関する質問(アンケート形式)を行っています。どの項目も概ね全国平均を上回る結果となりました。
例えば、朝食を毎日食べているとの質問には、茨城県の小学生は96.1%が食べているると回答しましたが、全国では95.4%。中学では93.5%(全国93.2%)でした。学校の授業の復習をしていると答えた小学生は62.2%(全国53.8%)、中学生63.0%(全国50.5%)となっています。学校肉のが楽しいと答えた割合は、小学校88.0%(全国86.3%)、中学校81.7%(80.9%)となっています。