この動画は、元民主党衆院議員の小平忠正氏が、北海道10区・公明党のいなつ久候補の第一声に駆け付けた際のものです。「この国の将来のために今回私はいなつ久さんを応援すると決めた。共産党と連携した立憲民主党には任せられない!」と訴えました。小平氏は、前々回の総選挙で北海道10区で、いなつ候補と争ったライバルです。

 衆議院総選挙に向けて、マスコミ各社の獲得議席予測が紙面に踊っています。希望の党の失速と立憲民主党の支持率の向上が見につきます。
 反自民、反安倍総理の受皿として「立憲民主党」になっているとの指摘もあります。
 また、選挙戦では日本共産党との「一体化」が着々と進んでいるのも気がかりです。
 10月12日付の「赤旗」には、東京6区では立憲民主党の候補の選挙はがき1万枚に「比例区は共産党」との呼びかけが印刷されており、「首都圏の他の小選挙区にも広がっています」と大きく報じました。
 立憲民主党と共産党は「平和安全・法制の廃止」「安倍政権打倒」など当面のスローガンでは歩調を合わせています。しかし、「憲法」「自衛隊」など重要政策では大きく食い違っています。
 象徴的なのは、自衛隊の認識です。立憲民主党の枝野幸男代表は「(自衛隊は)国民の圧倒的多数も私も合憲だ、と思っている」と党首討論で明言しました。これに対して、共産党はその綱領で「違憲の自衛隊は解消」という主張を明確にしています。まるで、その主張は正反対です。
 立憲民主党は、いかにも憲法を重要視するかのような党名を付けていますが、憲法を巡る重要な論点について見解が大きく食い違う共産党と共闘しているわけです。
 これでは筋が通るはずもなく、選挙目当ての野合と判断されても仕方ありません。