
11月9日、JR水戸駅北口にある商業ビル「MYM」で、24年にわたって営業を続けてきた「丸井水戸店」が来年秋ごろをめどに撤退し、その後、商業施設などを運営する別の会社に土地や店舗などの権利を譲渡することが発表されました。
水戸駅北口の商業ビル「MYM」を管理している水戸市などが出資する第3セクターの「水戸都市開発」が明らかにしました。水戸都市開発の社長である高橋靖水戸市長は、「丸井水戸店」が来年2月に賃貸契約を1年延長した上で来年秋ごろをめどに撤退し、その後は商業施設などを運営する「やまき」に、丸井が持っている土地や建物の所有権や店舗の権利を譲渡することが決まったと公表しました。
「丸井水戸店」は、当初、水戸駅北口の西側に小規模な店舗を展開していました。「クレジットの丸井」として駅前立地店舗の代表格として一定の顧客を集めていました。
売り上げが最盛期の6分の1に、"やまき"がテナントビルとして再生
「丸井水戸店」は、平成5年2月に商業ビル「MYM」のオープンに際し、2階から10階までの9フロアで装飾品店や洋服店など多くのテナントを展開し、長年多くの市民に親しまれていました。
水戸駅が多くの高校生の利用駅であったことから、「丸井水戸店」は、「ルーズソックス」発祥の地としても有名でした。あるメーカーが水戸で試験的にルーズソックスを販売したところ、当時、丸井水戸店勤務していた女性社員がはき方やゴム抜きを、女子高生にすすめたのがきっかけで、ブームが起きたと言われています。(仙台が発祥の地だったという話もあるようです)
「丸井グループ」によりますと、「丸井水戸店」はピーク時の平成6年度にはおよそ156億円の売上がありましたが、郊外への大型商業施設の進出や、ネット通販の普及などを背景に年々、客足が遠のき、昨年度の売上はおよそ25億円にとどまり、こうした業績の低迷などから今回の撤退を決定したということです。
高橋市長は「ひとつのブランドが水戸から消えてしまうのはさみしい。撤退は残念ではあるが、空きビルにすることなく、次の会社にスムーズにバトンタッチをすることができた。集客力のある店舗に来ていただき、まちのにぎわいにつながってほしい」と述べました。
丸井に代わって新たな商業施設を運営する「やまき」のHP:http://www.k-yamaki.jp/
「丸井水戸店」は、平成5年2月に商業ビル「MYM」のオープンに際し、2階から10階までの9フロアで装飾品店や洋服店など多くのテナントを展開し、長年多くの市民に親しまれていました。
水戸駅が多くの高校生の利用駅であったことから、「丸井水戸店」は、「ルーズソックス」発祥の地としても有名でした。あるメーカーが水戸で試験的にルーズソックスを販売したところ、当時、丸井水戸店勤務していた女性社員がはき方やゴム抜きを、女子高生にすすめたのがきっかけで、ブームが起きたと言われています。(仙台が発祥の地だったという話もあるようです)
「丸井グループ」によりますと、「丸井水戸店」はピーク時の平成6年度にはおよそ156億円の売上がありましたが、郊外への大型商業施設の進出や、ネット通販の普及などを背景に年々、客足が遠のき、昨年度の売上はおよそ25億円にとどまり、こうした業績の低迷などから今回の撤退を決定したということです。
高橋市長は「ひとつのブランドが水戸から消えてしまうのはさみしい。撤退は残念ではあるが、空きビルにすることなく、次の会社にスムーズにバトンタッチをすることができた。集客力のある店舗に来ていただき、まちのにぎわいにつながってほしい」と述べました。
丸井に代わって新たな商業施設を運営する「やまき」のHP:http://www.k-yamaki.jp/