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映画「ある町の高い煙突」のPR活動にまちあるきマップを配布
日立鉱山の煙害を克服した日立市の大煙突を巡る実話を描いた新田次郎の小説「ある町の高い煙突」の映画化に関連し、市民による同映画を応援する会が「大煙突まちあるきマップ」を作成した。 同会は7、8日に本番を迎える「日立さくらまつり」の会場で配布し、映画制作を後押しする。
マップはA3判で、3000部作成。表面にJR日立駅東側の海岸から旧共楽館、大煙突、日鉱記念館、中里地区までの現在の姿を紹介するイラストマップを掲載。マップは大煙突に関係する史跡のほか、観光施設なども盛り込み、温かみのある手描き。日立鉱山の歴史を解説する年表も付く。裏面では日立鉱山が栄えた1945年ごろの地図を中心にして、懐かしい写真とともに当時の風物を紹介している。
同会は昨年夏にマップ作りを企画。会員の宗形憲樹さんが中核となってワーキンググループを立ち上げ、実際にまちを歩くなどして確認しながら、約半年かけて作り上げた。
さくらまつりでマップを配布するのは、煙害で荒れた山を回復させるためにサクラが植林され、街中にも広がっていった歴史があるためだ。同会の原田実能事務局長は「大煙突と日立のサクラの関係は意外と知られていない。この歴史を伝えたいと思った」と話している。
配布は7、8の2日間、平和通りに設置されるさくらまつり本部ブース近く。なくなり次第終了する。
映画撮影は3月30日にスタートした。満開のサクラがある現代の市内の風景を約1カ月かけて撮る。配役はほぼ固まり、5月の大型連休明けから、本格的な撮影を予定し、来年2月の封切りを目指す。(2018年4月7日付け茨城新聞より)
歩数【6000】歩・移動距離【90】km