6月7日に行われた田村けい子県議の一般質問は、大井川和彦知事の新たな県政に、どうしても活かしてほしい重要な内容がたくさん込められていました。
傍聴された方やネットで視聴された方々からの反応も、すこぶる良好でした。
女性活躍推進に積極的な支援について「ジェンダー平等をどう考え、女性のエンパワーメントをどう進めていくか」と、田村県議は知事に質問しました。
これに対して、大井川知事は、「社会のあらゆる場において男女の社会的性差をなくし、女性が主体的にさまざまな分野の意志決定過程に参画するエンパワーメントの促進が大切と考えている。県女性団体連盟は県内唯一の女性団体の横断的組織として参画いただいている。1982年より実施してきた女性海外派遣事業(昨年度終了)は、地域の女性リーダーの育成に一定の成果を収めた。女性団体や女性リーダーの方々には、自らこれからの新しい県づくりを主体的に考え、課題解決に取り組んでいただくことが重要。新たな発想で、積極的に挑戦する活動に対しては支援を行っていく」と、答弁しました。
引きこもり対策については、「早期介入と長期化の防止が重要な視点」と田村県議は強調。引きこもりの長期化が大きな問題となっています。本人の高齢化とともに、親も高齢で働けなくなって困窮する問題を引き起こすという負のスパイラルが起こっています。一昨年の県の調査では、引きこもりの期間が「10年以上」が42.8%にも達しています。田村県議は、「本人たちも引きこもりのままでいいと思っているわけではない。第三者の支援でその人らしい能力を発揮できるようになる」と、自立に向けた支援の強化を訴えました。