【上空から見た豪雨被害=広島】2018/7/7時事通信映像センター
 7月7日、記録的な大雨に襲われた西日本では、各地で土砂崩れや河川の氾濫が発生しました。広範囲で甚大な被害が生じた広島県の上空からは、記録的豪雨の生々しい爪痕がうかがえました。
 8日14:30日現在でNHKが各地の警察や消防を取材してまとめたところ、全国で65人が死亡し、4人が意識不明の重体になっているほか、少なくとも61人の安否が不明となっています。今後状況が明らかになるにつれて、被害は拡大すると懸念されます。
 広島県では東広島市で6人、広島市で4人、三原市で5人、竹原市で3人、呉市で5人、府中市で1人、安芸高田市で1人、福山市で1人、坂町で1人が死亡していて、今回の記録的な豪雨で広島県内で死亡した人は合わせて27人にのぼっています。
 愛媛県では、西予市で5人、宇和島市で5人、大洲市で4人、松山市で3人、今治市で2人の合わせて19人が死亡しました。
 また、岡山県では、倉敷市真備町で4人、笠岡市で3人、井原市で1人の合わせて8人、山口県では岩国市で2人、周南市で1人の合わせて3人、兵庫県猪名川町で1人、京都府では綾部市で2人、亀岡市で1人の合わせて3人、滋賀県高島市で1人、福岡県筑紫野市で1人、岐阜県関市で1人、高知県大月町で1人が死亡しました。

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 被災された皆さまに、心からお見舞い申し上げます。
 東日本大震災やつくば市の竜巻被害、鬼怒川水害などの経験をもとに、被災された皆さまに、少しでもお役に立つ情報をまとめてみました。

『豪雨災害に備えるガイドブック』を公開!
 認定NPO法人茨城NPOセンター・コモンズの横田能洋さんが、PDF版を公開してくれています。
常総水害で被災者と共に復旧・復興に努力された茨城のNPOです。その、現場に徹したアドバイスは、大いに参考になります。
参考:http://www.npocommons.org/data/suigai-guideA4.pdf

震つな作成「水害にあったときに」
水害に会ったとき 震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)が作った資料「水害にあったときに」は、とてもわかりやすいチラシです。
 震つなは、阪神・淡路大震災をきっかけに全国の災害関連NPOなどが結成した団体です。日本財団の助成によって作成されました。
参考:https://goo.gl/WQ9C8e

■メーカーや国土交通省から浸水・冠水したHV車とEV車「感電注意!」のお知らせ
 トヨタお客様相談センターは、「冠水したハイブリッド車は、何があるかわかりません。危ないので決して触らず、お近くの販売店か知識のある消防隊員の方などにご相談を。一般のお客様は、不用意に冠水したハイブリッド車両には近づかないでください」と注意喚起しています。
 国土交通省のホームページには、「浸水・冠水被害を受けた車両のユーザーの方へ」と題して、次のように書かれています。
 水に浸った車両は、外観上問題がなさそうな状態でも、電気系統のショート等により、車両火災が発生するおそれがありますので、以下のように対処して下さい。
 1.自分でエンジンをかけない。
 2.使用したい場合には、お買い求めの販売店もしくは、最寄りの整備工場にご相談下さい。特に、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)は、高電圧のバッテリーを搭載していますので、むやみに触らないで下さい。
 3.なお、使用するまでの間、発火するおそれがありますので、バッテリーのマイナス側のターミナルを外して下さい。
※外したターミナルがバッテリーと接触しないような措置(テープなどで覆う)をして下さい。
参考:https://goo.gl/7fFJSF