eスポーツの世界大会
 茨城県では2019年の茨城国体で、eスポーツをエキシビションマッチとして全国で初めて開催することになりました。
 茨城国体・全国障害者スポーツ大会の文化プログラムの一環として「都道府県対抗eスポーツ大会」が開催されます。eスポーツとは、エレクトロニック・スポーツの略。コンピューターゲームやテレビゲームで行われる対戦型ゲーム競技です。eスポーツは近年、身体的運動と同様にスポーツ競技の一つとして認識されつつあります。1990年代後半ごろから、欧米では賞金の懸かった大規模なゲームイベントが開催され、プロチームやプロリーグが多数存在しています。2000年から「eスポーツ」という呼称が使われ始め、2018年1月に既存のeスポーツ団体と業界団体などが「日本eスポーツ連合」(JeSU)を設立しました。世界の競技人口は1億人を超えるといわれています。国外では賞金総額が数億円を超える大会も珍しくないといわれています。
 eスポーツで都道府県対抗の大会開催は、全国初の取り組みです。大井川和彦知事は発表記者会見で「非常に画期的なイベント。茨城国体がさらに注目していただけるチャンスになる」「年齢、性別、ハンディキャップの有無にかかわらず、みんな対等に行えることが大きな特徴」と期待感を示しています。
ウィニングイレブン2019
 実施される競技種目は「ウイニングイレブン」。3人一組のチーム対戦形式で、国体に倣って、成年の部、少年(高校生)の部で実施される計画です。
 eスポーツ大会は「あくまでエキシビションマッチ」との位置付けで、結果は総合成績の得点には加算されません。 茨城県にはサッカーJリーグのチームが2チームあり、国際大会でも数少ない国産eゲームソフトとして有名なコナミ社製の「ウイニングイレブン」が選ばれました。アジア大会では2022年中国大会から正式競技に決まり、今年のインドネシア大会ではデモ競技となります。国際サッカー連盟(FIFA)やJリーグも大会を開いて推進しています。
参考:ウイニングイレブン2019のHP:https://www.konami.com/wepes/2019/jp/ja/

9月15日につくば国際会議場でプレ大会開催
 「都道府県対抗eスポーツ大会」に向け、茨城県民を対象としたプレ大会が9月15日、つくば市のつくば国際会議場で開かれることが決定しました。県は大会参加者を7月17日、募集します。「ウイニングイレブン2019」を使い、3人1組の団体戦で頂点を競います。
 ウイニングイレブン2019は、8月30日発売予定の最新サッカーゲームです。試合時間10分(5分ハーフ)で戦います。募集するのは、オープンの部と少年の部の2部門で各16チーム。参加条件は、オープンの部が県内居住か在住・在学者で、年齢は問いません。少年の部は県内居住の高校生または県内高校に在籍の生徒が対象となります。
 募集期間は7月17日から8月8日まで。茨城国体のホームページから応募フォームをダウンロードし、郵送かファクスします。参加費は無料。応募多数の場合は抽選とります。
 このプレ大会は、茨城国体の実行委員会と日本eスポーツ連合が共催。表彰式には大井川和彦知事が出席する予定です。
 問い合わせは国体局総務企画課029(301)5402へ。