8月3日、平成29年観光客動態調査結果(確定値)がまとまりました。これによると、昨年(2017年)1年間に茨城県を訪れた観光客の数は6128万人余りで、6年ぶりに前の年を下回る結果となり、県は「茨城全体の観光イメージを上げるPR活動などを通して観光客の増加につなげたい」としています。
県内を訪れる観光客の数は7年前の東日本大震災の影響で平成23年に大きく減ったあとは毎年、増加していて観光客数が前の年を下回るのは6年ぶりになりました。
一昨年77万人余りが訪れた県北芸術祭が、去年は開催されなかった影響が大きいとみられます。
一方、県外から訪れた人の割合は全体の52.4%と前の年より5ポイントほど増えて過半数を上回りました。
観光消費額は、2628億3227万円で、前年を10億2380万円下まわり(前年比96.3%)ました。
県観光物産課は「国営ひたち海浜公園を訪れた観光客の数が過去最多を記録するなど好調な観光地もあった。今後、茨城全体の観光イメージを上げるPR活動などを通してさらなる観光客増加につなげたい」と話しています。
参考:平成29年観光客動態調査結果(確定値)について
http://www.pref.ibaraki.jp/shokorodo/kanbutsu/kikaku/documents/h29doutaichousa_kakuteichi_3.pdf