10月25日、茨城県のアンテナショップ「IBARAKI sense(イバラキセンス)」が全面リニューアルオープンしました。
 午前中に催されたオープニングセレモニーには、大井川和彦知事やいずれも茨城県出身の女優、白石美帆さん、俳優の渡部豪太さんらが出席しました。
 ショップは物販エリアとレストラン、カフェで構成されています。ゴールドを基調としたロゴマークを用いるなど、コンセプトを高級志向に転換し、地酒や県産ブランド食材、工芸品など厳選された名品を取り扱います。
 井手よしひろ県議は、25日午後、同店舗を訪れ、県プロモーション戦略チームの松崎達人チームリーダーなどから、初日の状況を聴取しました。松崎リーダーは「ほかのアンテナショップにはない工夫を随所に凝らした。魅力ある茨城の逸品を発信したい」と語りました。
 物販は食品や地酒、工芸品など約500点を厳選。従来の店舗から品揃えやデザインを一新し、通路を広くし、統一デザインのテーブルで四季折々の商品を提案しています。
奥久慈アップルパイ
 大井川知事は、茨城の逸品のシュールームと位置付けていますが、商品のボリュームの少なさはやはり寂しい感じがします。例えば、大子町で午前中には売り切れるという人気の“アップルパイ”。しっかりと品揃えされているのですが、やや迫力不足。商品の素晴らしさが伝わってきません。また、茨城といえば何と知っても納豆は看板商品であるはずです。日立の菊水食品など、知る人ぞ知る名品も品揃えされていますが、いわゆる定番と言われる商品が展開されていません。乾燥いもも茨城の名産。季節的にまだ早いのですが、それでも品揃えは貧弱です。お客様の「これしかないの?」との声が、とても残念でした。

BARAdining
 ダイニング(BARAdining)は25席で、壁には稲田石を設置。プロジェクションマッピングで袋田の滝の映像を楽しみながら、常陸牛やアンコウなど県産高級食材を使ったランチやディナー、地酒を味わえます。
 ディナーメニューは、5400円から10800円までの3コースとなっています。
 茨城の名産・常陸秋そばが食べられなくなったのは、淋しい限りです。

BARAcafe
 新設されたカフェ(BARAcafe)では、クリやメロンなど旬のフルーツを使ったスイーツやパフェを提供。20席用意されているますが、歩道から気軽に持ち帰りできるカフェスタンドも設けられました。ここの運営は、サザコーヒーです。サザのブランドを直接謳った方が良かったのではないかと思います。ミルクソフトは絶品でした。

IBARAKIsenseのHP:https://ibaraki-sense.com/