今日11月26日は語呂合わせで「いい風呂の日」です。
ところが、入浴中に溺れて亡くなった高齢者は、おととしは4800人余りとここ10年で最も多くなっていて、消費者庁は、それぞれの家庭で事故防止に努めるよう呼びかけています。
消費者庁によりますと、入浴中に溺れて亡くなる事故は、例年、寒さが本格化する12月から2月にかけて増える傾向にあり、おととし1年間には全体で5228人が亡くなり、このうち9割にあたる4821人が高齢者です。
これはここ10年で最も多く、交通事故の犠牲者数を上回っています。
溺れた原因としては、急な温度差で心臓などに負担がかかる「ヒートショック」によって気を失ったり、お湯につかったあと立とうとして貧血を起こしたりするケースが指摘されています。
消費者庁は、入浴前に脱衣所や浴室を暖め、お湯の温度は41度以下に設定したうえで10分以上つからないよう心がけるとともに、家族と同居している人は入浴する前に一声かけて見回ってもらうなど、それぞれの家庭で事故防止に努めるよう呼びかけています。
ところが、入浴中に溺れて亡くなった高齢者は、おととしは4800人余りとここ10年で最も多くなっていて、消費者庁は、それぞれの家庭で事故防止に努めるよう呼びかけています。
消費者庁によりますと、入浴中に溺れて亡くなる事故は、例年、寒さが本格化する12月から2月にかけて増える傾向にあり、おととし1年間には全体で5228人が亡くなり、このうち9割にあたる4821人が高齢者です。
これはここ10年で最も多く、交通事故の犠牲者数を上回っています。
溺れた原因としては、急な温度差で心臓などに負担がかかる「ヒートショック」によって気を失ったり、お湯につかったあと立とうとして貧血を起こしたりするケースが指摘されています。
消費者庁は、入浴前に脱衣所や浴室を暖め、お湯の温度は41度以下に設定したうえで10分以上つからないよう心がけるとともに、家族と同居している人は入浴する前に一声かけて見回ってもらうなど、それぞれの家庭で事故防止に努めるよう呼びかけています。
厚生労働省人口動態調査を消費者庁が分析したところ、高齢者が溺れて死亡する事故の約7割が自宅や入所施設などで発生していました。2016年の死者数は07年以降で最多の4821人(前年比342人増)に上っており、特に11年以降は、交通事故よりも多い状態が続いています。これらの数字は「溺死」に限り、「病死」と判断されたものは含まれないため、入浴中の急死者数はさらに多いと推定されています。
また同調査によると、人口10万人当たりの溺死者数は75歳以上で急激に増え、16年は85〜89歳で32.8人と最も多くなりました。2007年時点と比べると、全ての年代で死亡者数は増えています。
■入浴事故を防ぐには
◎入浴前に脱衣所や浴室を暖める
◎湯温は41度以下に抑え、漬かる時間は10分以内に
◎浴槽から急に立ち上がらない
◎食後や飲酒後、薬を服用後は入浴しない
◎異変の早期発見へ、入浴前に家族らに一声掛ける
また同調査によると、人口10万人当たりの溺死者数は75歳以上で急激に増え、16年は85〜89歳で32.8人と最も多くなりました。2007年時点と比べると、全ての年代で死亡者数は増えています。
■入浴事故を防ぐには
◎入浴前に脱衣所や浴室を暖める
◎湯温は41度以下に抑え、漬かる時間は10分以内に
◎浴槽から急に立ち上がらない
◎食後や飲酒後、薬を服用後は入浴しない
◎異変の早期発見へ、入浴前に家族らに一声掛ける