ある町の高い煙突とSDGs
 映画「ある町の高い煙突」は、富国強兵の時代社会の中で、住民と企業が理想の地域をつくるために、艱難辛苦を乗り越え世界一の煙突を建て煙害を克服する物語です。6月下旬より、全国ロードーショー公開が予定されています。
 この映画「ある町の高い煙突」は、国連が掲げる持続可能な開発目標・SDGsの精神に合致しています。
 SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。SDGsは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2030年までに達成するために掲げた目標です。
 SDGsは17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。映画「ある町の高い煙突」に描かれる取り組みは、目標12「つくる責任つかう責任」、目標11「住み続けられるまちづくりを」、目標8「働きがいも経済成長も」、目標15「陸の豊かさを守ろう」に通じます。さらに、その煙突建設に至る道筋は、目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」に合致します。
 現在、日本では政府が旗振り役として、大企業、地方自治体、教育関係者、企業、団体などがこぞってSDGsの推進しています。映画「ある町の高い煙突」は、映画メディアとしてははじめてSDGsの普及促進に協力することを宣言し、作品のオープニング(またはエンドロール)にSDGsやその取り組みを掲載し、パンフレットなどの広告媒体でもSDGsを積極的に謳うことを提案しています。そのことによって、映画「ある町の高い煙突」は、過去の歴史物語から未来への強いメッセージとなることを確信しています。