安倍首相を表敬する山口代表、松村監督ら
 5月7日、公明党の山口那津男代表は、映画「ある町の高い煙突」の松村克弥監督、主演の井手麻渡さんらとともに、首相官邸に安倍晋三首相を訪ね、映画の完成を報告しました。
 「ある町の高い煙突」は、昭和の文豪・直木賞作家の新田次郎の作品です。山口代表の実父・山口秀男氏は、新田氏が気象庁に勤務していたときの同僚。全国でも珍しい市が所管する気象台の責任者として日立市に奉職していた秀男氏が、煙害を克服した日立の歴史を新田氏に紹介し、取材などにも協力して生まれた名作です。
 明治から大正にかけて、日立市で問題となった鉱山から出る煙による公害を防ごうと、当時世界一となる高さ150メートル余りの煙突の建設に至るまでの人間ドラマを描いています。来月12日から先行ロードショー、22日から全国公開されます。
 松村監督や井手さんらは、安倍首相に映画のDVDを手渡しました。これに対し安倍首相は「政府としても日本映画のよさを国際社会に広めていきたい」と述べました。
 表敬訪問の後、松村監督は記者団に対し、「映画は100年前のことを描いたものですが、今の時代にも生かすべき教訓だと思う。現代の日本や世界にも伝えていきたい」と語りました。
参考:首相官邸のHPhttp://bit.ly/2DSApE0