8月14日、国立感染症研究所は、新型コロナウィルスの感染者集団「クラスター」が発生した典型的なケースを分析した事例集を公表しました。密閉、密集、密接のいわゆる「3密」の環境にいたりマスクを着用していなかったりするときなどに、感染が広がったと指摘しており、改めて基本的な対策を徹底するよう呼びかました。
国立感染症研究所で感染状況の調査を行っている専門チームは、7月までの半年間に各地で確認されたクラスター、およそ100例を分析し、典型的なケースをまとめた事例集を公表しました。
この中で、例として挙げているのは、「医療機関での院内感染」、「カラオケを伴う飲食店」、「職場での会議」、「スポーツジム」、「接待を伴う飲食店」、バスツアーの6つで、それぞれ分析した結果と注意点が示されています。
たとえば、職場での会議については、発症する前日に会議に参加した人を発端に合わせて9人が感染したケースを示し、閉めきった空間で一堂に会して議論するため、3密になることが多いと分析しています。
そのうえで、会議はオンラインで行うことを勧め、対面で行うときには換気の徹底と十分に間隔を取ること、それにマスクを着用することを呼びかけています。
カラオケを伴う飲食店での「昼カラオケ」や接待を伴う飲食店では、3密、マスクを着用しない、症状のある人の利用や勤務、利用者が複数の店に行って感染を広げるなどの共通点がありました。
最近は寮生活や会食を通じた集団感染も目立ちます。3密やマスクなしでの長時間の会話など、従来のクラスターとの共通点がみられます。
そのうえで、会議はオンラインで行うことを勧め、対面で行うときには換気の徹底と十分に間隔を取ること、それにマスクを着用することを呼びかけています。
カラオケを伴う飲食店での「昼カラオケ」や接待を伴う飲食店では、3密、マスクを着用しない、症状のある人の利用や勤務、利用者が複数の店に行って感染を広げるなどの共通点がありました。
最近は寮生活や会食を通じた集団感染も目立ちます。3密やマスクなしでの長時間の会話など、従来のクラスターとの共通点がみられます。