令和2年7月豪雨により490棟以上の住宅が全半壊した熊本県球磨村では、球磨村総合運動公園に「ムービングハウス」を使った仮設住宅68棟が建設されました。
 ムービングハウスは、工場で作った木造の建物をトレーラーで運んで現地に設置する仮設住宅で、短期間で工事が終わるのが特徴です。
 総合運動公園の駐車場に整備された1期工事では、7月18日から茨城、長野、北海道の展示場や宿泊研修施設から、大型のクレーン・大型トレーラーを使ってムービングハウスが移動され33戸が設置されました。7月31日には工事が完了し、8月2日には入居者の説明会が開かれ、仮設住宅の鍵が住民に手渡されました。
 さくらドーム前に建設された2期工事は、お盆明けから着工し9月21日から入居が始まりました。2期分には岡山県倉敷市の真備町から、2年間仮設住宅として使用されていたムービングハウスも移設され、資源を再利用するサステナブルなシステムが初めて稼動しました。
 このドローンによる空撮は、9月16日〜18日に行ったものです。