3月1日から、水戸偕楽園の「水戸の梅まつり」が開幕しました。茨城県独自のコロナ緊急事態宣言を受けて、開幕が2週間ほど遅くなりました。

 梅まつりの開催に合わせて、デジタルアート集団チームラボの手による「チームラボ 偕楽園 光の祭」が催されます。日本三名園に数えられる国の史跡を舞台に、梅林や竹林など庭園の魅力を生かした“光のアート”が展開されています。

 チームラボは、レーザー光線やLED照明を使い、梅林や竹林に映像を投影したり、杉林に卵型のオブジェが並べるなど、広い園内に8つの作品を展示しました。約1500本ある梅林では、人の動きに反応し、木々から同心円状に広がった光が梅の花を照らします。杉林には、不思議な卵が林立しています。触れると赤や黄、青色などに作品の色が変化し、光に呼応して光に照らされた木々も次々と色を変えます。幽玄の竹林では、不思議な動物たちの行列が無限に続いています。
 このイベントは、コロナで落ち込んだ観光事業の再生を目指して企画された「いばらき観光誘客推進事業」に認定された事業です。茨城放送が事業主体で、関連事業とあわせて1億円の補助が県から支出されています。
 
【チームラボ 偕楽園 光の祭】
偕楽園:茨城県水戸市常磐町1丁目
日時:3月1日〜3月31日
18:00〜20:30 (最終入場20:00)
料金:大人1,500円、中高校生800円、小学生以下無料
チームラボの公式HP:https://www.teamlab.art/jp/e/kairakuengarden/