3月27日、令和元年台風19号で不通が続いていたJR水郡線が、約1年半ぶりに全線で運転を再開しました。
 茨城県議会公明党は、災害発生直後から大子町を訪れ、高梨町長らと連係を取り、災害復旧に努めました。
 特に、赤羽国交大臣、前国交大臣の石井衆議院議員を通して、通学や通勤に利用する町民や地域の振興ために、一刻のも早い水郡線の復旧を訴えました。
 久慈川の増水で被害を受けた第6久慈川橋梁(水郡線袋田駅〜常陸大子駅間/大子町久野瀬)は、全長約137.8メートル、幅約3.8メートル。7連の鉄製橋桁が全て落下し、コンクリート製の橋脚6基のうち3基が流失、1基が転倒しました。
第6久慈川橋梁
 新しい橋は、橋脚の数を6本から1本に減らし、水流の力に耐えられるように設計されました。
 また、橋桁の位置を1.2メートル高くし、川の水位が上がっても流されにくくされました。構造はトラス構造が採用され、緑色の美しい姿が川面に映えています。
 27日の始発から約1年半ぶりに全線で運転を再開し、JR常陸大子駅では水郡線全線運転再開の記念式典が行われました。
 式典には赤羽国交大臣、梶山産経大臣、大井川知事、高梨町長をはじめ、沿線の自治体関係者、さらに地元の高校生などが出席し、1年半ぶりの運転再開を。住民全体で祝福しました。

赤羽一嘉国交相
 2019年10月21日、茨城県議会公明党(代表:たかさき進県議、田村けい子県議、八島いさお県議)は、赤羽一嘉国土交通相と同行して大子町を訪れ、台風19号による大雨の影響で、久慈川に架かるJR水郡線の鉄橋が崩落した現場を視察しました。
 台風19号の影響で水戸と福島県の郡山を結ぶ水郡線は橋が流されたり、付近の盛り土が流出したりする大きな被害が出て、常陸大宮駅から郡山駅までの運行ができない状態が続いていました。
 被害が大きかった大子町の西金駅から常陸大子駅までの3駅の間は復旧にはかなりの時間がかかる見込みで、被災時は3年近く掛かるとみられてました。

完成した橋梁の前での撮影
 復旧した第6久慈川橋梁の前で写真に収まる、高梨哲彦町長(左から2番目)、大井川和彦知事(左から3番目)、赤羽一嘉国交大臣(右から4番目)、高崎進県議会公明党幹事長(右から3番目)。

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