コロナワクチンのイメージ
 6月19日から、日立市でも土日の集団接種が行われることになりました。
 「予約が取れない」、「土日の接種ができないのは困る」、「掛かり付け医が以内のでどこで接種できるか分からない」などの市民の声が、やっと日立市を動かしました!
 日立市では、身近な医療機関での接種を基本としながらも、65歳以上の方がより早く接種を受けられますよう、「集団接種」を追加して行うことになりました。
 「集団接種」の予約は、6月8日・火曜日から開始し、電話またはインターネットで市が一括して受付を行います。
 65歳以上の皆様には、5月27日に「集団接種のお知らせ」が追加で郵送されました。詳しくは、このお知らせをご確認ください。
 「集団接種」は、6月19日から7月25日までの土曜日と日曜日に、市内5つの病院と4つの地域の会場で、およそ8500人の方を対象に行われます。
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 日立市では、5月18日から始まった75歳以上の高齢者のワクチン接種。5月21日現在で、約18,000人の予約が完了しているとのことです。
 日立市の75歳以上の高齢者数は31,086人ですので、全体の58%が予約を済ましたことになります。接種目標は7割(21,760人)ですので、目標に対しては82%の予約率です。
 残った1万3000人ほどの方をどのように予約、接種に結びつけるかという大きな課題があります。
 予約を取りたくても取れない方には、丁寧な案内が必要です。市のホームページは余りにも事務的で、どこの医療機関で予約が取れるかよく分かりません。掛かり付け医があるお年寄りはそれなりに予約は進んでいるようです。健康で掛かり付け医がないかたら、片やお一人暮らしや在宅で寝たきりの方には、どのようなアプローチを市は検討しているのでしょうか?
 すでに、高齢者の接種完了は8月にづれ込むようです。6月1日からは、65歳以上の予約も始まります。現場の混乱は益々深刻になる懸念があります。
 こうした状況を踏まえて、5月24日、新型コロナワクチンの接種体制について、具体的な提案をさせていただきました。

新型コロナワクチン接種(接種予約)に関する提案

1.集団接種体制の構築
 1-1.さくらアリーナなどを活用して1日500人〜1000人の集団接種を行うこと
 1-2.接種にあたっては、医師会、歯科医師会の協力の下、歯科医師による接種など打ち手の確保を行うこと
2.土曜・日曜・祝日・夜間の接種体制
 2-1.現状は日曜日に予約、接種を受けられる医療機関はほとんどありません。今後、働いている方の接種が始まるにつれて、土日祝日の接種できる体制構築は喫緊の課題です。また、夜9:00頃まで接種が受けられる窓口を作ることも必要です。
3.一元的な予約管理体制の整備
 3-1.どの医療機関に予約の空きがあるのか、一般市民には全く分かりません。予約できる医療機関の情報を提供できるシステムを提供していただきたい。
 3-2.ネットで予約できる体制を早急に構築していただきたい。土日を含め24時間いつでも予約ができる仕組み作りは非常に重要です。
 3-3.医療機関ごとの予約状況、接種状況を市当局が把握できるようになれば、全体の接種の進捗状況管理も知りやすくなります。早期接種完了のため、医療機関任せの予約体制は再検討すべきです。
4.訪問接種体制の検討
 4-1.寝たきりの高齢者、高齢の単身者、障がいを持つ方には、訪問接種を行うべきです。訪問医療を行っている医療機関と調整の上、至急体制を整備していただきたい。
5.市民への広報体制の充実
 5-1.接種を受けられる医療機関の情報、医療機関ごとの予約や接種状況などをリアルタイムで、市民に広報する体制を強化していただきたい。そのために、見やすいホームページの作成、特にスマホ対応の情報発信を強化していただきたい。
 5-2.防災行政無線やJWAYなどを活用して、日毎の予約状況、接種状況を配信していただきたい。