茨城県の市町村別接種率と新規陽性者数
 9月16日、大井川和彦知事は記者会見で、県内市町村別のワクチン接種状況を公開されました。市町村順の接種率が公開されたのは初めてです。
 大井川知事は、「ワクチン接種状況は、40〜50代の方を中心に非常に大きく伸びてきています。今後、ワクチン接種の課題になるのは、外国人の方に加えて、学校を正常化に戻していくためにも、10代の方の接種というのが非常に大きな課題になってきていますので、力を入れていきたいと思います。市町村別の接種状況をみていくと、古河市であるとか、つくば市であるとか、人口の多いところでも、接種率は、1回目6割、2回目も5割近くまできています。県としても、大規模接種会場を使って、優先的に枠を振り分けることなどによって、接種率の向上をしっかりと図っていきたい」と語りました。
 大子町は接種対象となっている12歳以上の町民に対して8割以上の接種率なっています。県庁所在地の水戸も頑張っています。県の大規模設置会場などが奏功しています。つくばは、ワクチン接種に消極的な方が一定数いるのかもしれません。
 なお、この結果には職域接種がどの程度含まれているか分からないので、実際の接種率はもう少し高いかもしれません。
新規陽性者数とワクチン接種率の相関
 茨城県内市町村のコロナワクチン接種率と新規陽性者の相関を調べてみました。
 市町村別のワクチン接種率の中で、2回目の接種率を横軸としました。
 9月12日〜18日の新規陽性者の数を縦軸にしました。人口1万人当たりの新規陽性者で比較しました。
 エクセルに数値を打ち込んで、相関図を作成。直線近似値を求めてみると、ワクチン接種が進むと新規陽性者は減るという負の相関が確認出来ました。
 新規感染者が多く、接種率が低い、小美玉市、下妻市、結城市、常総市、かすみがうら市などの市町村が気になります。