地下鉄新線、事業費5000億円/東京都、事業計画案を発表
11月26日、東京都の小池百合子知事は、都心と臨海部をつなぐ地下鉄新路線の事業計画案を発表しました。昨夏の五輪の選手村がマンション群となっている晴海地区などと東京駅を結び、さらに羽田空港との接続も見据えます。総事業費は現時点で5千億円を見込んでいます。
小池知事は、約6キロの区間に「新銀座」「新築地」「豊洲市場」(いずれも仮称)など全7駅を設ける計画を説明しました。「都心部と臨海部を結ぶ『背骨』の役割が期待される。早期の事業化に向けてさらに検討を進める」と述べました。
計画案では、羽田空港に向かう路線との接続のほかに、秋葉原駅から東京駅までの延伸が検討されるつくばエクスプレスとの接続の可能性も挙げています。概算事業費は約4200億〜5100億円。40年までの実現をめざす取り組みとし、開業後30年以内の黒字化を想定しています。
写真は、つくばエクスプレス研究学園駅をドローンから撮影しました。東京航空局長の全国包括許可を得て、安全な場所から飛行させています。