七尾市能登島の仮設住宅建設用地
 3月2日、能登半島地震の被災地の調査2日目。七尾市能登島、輪島市、志賀町を視察しました。
 残念ながら雨混じりの雪の悪天候です。3月になっても雪も残り、能登半島の気候の厳しさを体感することが出来ました。
 七尾市能登島総合健康センターの隣接地(情報センター駐車場) に、ムービングハウス(移動式木造住宅)を活用した仮設住宅が建設される予定です。既に、先見隊のトレーラーが到着し、基礎工事用のコンクリートが、用地に積まれていました。
 この地域は、いまだに断水が続いているようです。コンビニは開店していましたが、トイレは仮設トイレを使っていました。
 能登島につながる2つの橋も、能登島大橋しか通行できません。
 建設予定地に近い避難所のパブリックスペーシで、七尾市議会議員、中能登町議会議員と意見交換させていただきました。
輪島キリコ会館多目的広場の仮設住宅
 能登半島地震において、移動式木造住宅(ムービングハウス)を活用した建設型仮設住宅は、輪島市と珠洲市、そして七尾市で建設が進められています。
 今回の調査では、天候不順で珠洲までは足を延ばせませんでした。輪島市のマリンタウンでは、すでに入居した方からお話を聞くこともできました。
 海から近いこもをあり、風と横殴りに吹き付ける雪のせいで、外で立っているのも辛い状況でしたが、仮設に住んでいる方は、隙間風がないのと、外の風音があまり聞こえないのにびっくりしていると話してくれました。
 また、掃き出し窓がないので掃除が不便。エアコンを24時間点けておくように言われたが、電気代が心配などとも話していました。
 ムービングハウスの仮設住宅は、能登半島の厳しい自然の中で、一定の評価をいただいているようです。
 そらに、この地域は海に面しているので、津波などの際の情報がどのように伝えられるのか心配とのご意見もいただきました。
志賀町の仮設住宅