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 大規模災害時に仮設住宅や臨時避難所として機能するトレーラーハウスは、災害時にその台数を確保することが最大の課題です。
 民間ではトレーラーハウスは、宿泊施設や事務所など様々な用途に活用されています。県や市町村、その第三セクターなどで、観光施設、交流施設、住民交流施設などに活用し、災害発生時にはその一部を仮設住宅や臨時避難所などとして使いことは、これからの災害対応として重要な選択肢となります。
 こうした平時と災害時の両方で限られた資源を有効に活用することは、“フェーズフリー”と呼ばれています。日本中に、こうしたフェーズフリー施設を増やす必要があります。
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 能登半島地震で、災害救助法に準拠した仮設住宅として採用された唯一のトレーラーハウスを提供した「カンバーランド・ジャパン」。同社が製造したトレーラーハウスを使ったリゾート施設「Glamping Kashima 753」(グランピング・カシマ・ナゴミ)が、茨城県鹿嶋市内にオープンしました。
 8月5日、早速プレオープンした施設を視察させていただき、設計した株式会社イマジンデザインの橋田佳明さんより、お話を伺いました。なお、グランドオープンは、9月になる見込みです。
橋田さんは「今後、防災機能を強化したレジャー施設や自治体の町おこしとの協働を進めていきたいと語っていました。

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Glamping Kashima 753の特徴
 「Glamping Kashima 753」は、鹿嶋の美しい自然を最大限に活かした贅沢なグランピング施設です。施設内にはドームテントやトレーラーハウスが設置され、多様な宿泊体験が可能です。特に、海の景色を楽しむことができるトレーラーハウスは、防災機能を備えつつ、快適でスタイリッシュなデザインが施されています。
 また、併設されたカフェ「CAFE 753」には、カフェ、BBQスペースも完備されています。
「Glamping Kashima 753」は、美しい自然環境の中で贅沢な宿泊体験を提供するだけでなく、災害時には迅速に仮設住宅や避難所として機能する「フェーズフリー」な施設の先駆けです。このような施設の増加は、日本全国の防災力向上に寄与するとともに、地域の観光振興にも大いに役立ちます。今回の視察を通じて、こうした施設の重要性と可能性を改めて感じました。
Glamping Kashima 753
〒311-2202
茨城県鹿嶋市武井釜387-5
https://gp753.jp/kashima/
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