大阪関西万博 5月19日、大阪・関西万博を訪れました。茨城空港を午後便で出発。神戸空港から三ノ宮経由の直バス。夕方5時から入場できる「5時からチケット」を使って万博会場入りしました。
 有名な海外パビリオンや先端技術を体験できる企業ブースは、事前予約が必須で、夕方からではなかなか入れませんでしたが、それでも十分に万博の雰囲気と魅力を堪能できました。
 なかでも特に印象に残ったのが、会場中央に設けられた「大屋根上リング」。上空に浮かぶようなこの巨大な円形構造物は、万博の象徴的存在で、ライトアップされた夜の景色は美しく、その下を一周するだけでも非日常の世界に迷い込んだような感覚になります。展示や休憩スペースも充実しており、ただ歩くだけでも満足感がありました。
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東日本大震災からのよりよい復興

 そしてもう一つ、強く心に残ったのが「復興庁・経済産業省」の展示です。
 この展示は「未来のコミュニティとモビリティウィーク」の一環として、5月19日から24日までの期間限定で、エキスポメッセ会場にて開催されています。会期中に訪れる機会がある方には、ぜひ立ち寄っていただきたい特別展示です。
 東日本大震災からの復興の歩みを世界に発信するこの展示では、「震災伝承・災害対応」「食・水産」「最新技術」「福島国際研究教育機構(F-REI)」といった4つの柱で、“復興のストーリー”が丁寧に紹介されていました。福島県浜通り地域におけるロボット開発や宇宙関連産業の取り組みなど、未来へ挑む力強い姿に万博で世界に発信する意義は大きいと感じました。
 展示の一角には、福島・宮城・岩手の名産品を使った体験型コーナーもあり、カラフルで美しいスイーツやドリンクを試食することができます。目で見て楽しみ、舌で感じる――そんな「おいしい復興体験」は、五感で被災地の今と未来に触れる貴重な時間でした。短期間の展示なのがなんとももったいないです。

大屋根リング

大屋根リング