政府や自治体が主催する写真コンテストが数多くあります。茨城県でも、「いばらき自然環境フォトコンテスト」や「大好きいばらき農業農村フォトコンテスト」などが有名どころです。いずれも、レベルが高く、すばらしい写真が、毎回数多く寄せられます。
さて、何気なしにその応募要項を見て、疑問が湧いてきました。それは、「デジタルカメラにより撮影された写真は応募の対象となりません」との第9回大好きいばらき農業農村フォトコンテスト応募要項の一文です。
今更なぜ「デジカメ排除」なのか、その理由を主催者に問いたいと思います。
民間企業のフォトコンであれば、フイルムの販売促進にデジカメを排除することは許されるでしょう。しかし、公共団体が行うコンテストで、多くの市民が愛好するデジカメを排除することが許されるのでしょうか。
参考リンク:いばらき自然環境フォトコンテストの入選作品
参考リンク:大好きいばらき農業農村フォトコンテストの入選作品
8月3日、「大好きいばらき農業農村フォトコンテスト」を主催する団体並びに所管する担当課と、デジタル写真の応募について意見交換を行いました。
その結果、(1)今年度は既に募集が始まっているので、このままコンテストを実施する。(2)来年度以降は、デジタルカメラでの写真も、銀塩カメラでの写真と区別せずコンテストを実施する方向で検討する。との結論に至りました。
デジタルカメラ派の皆さん。済みませんが一年待ってください。

さて、何気なしにその応募要項を見て、疑問が湧いてきました。それは、「デジタルカメラにより撮影された写真は応募の対象となりません」との第9回大好きいばらき農業農村フォトコンテスト応募要項の一文です。
今更なぜ「デジカメ排除」なのか、その理由を主催者に問いたいと思います。
民間企業のフォトコンであれば、フイルムの販売促進にデジカメを排除することは許されるでしょう。しかし、公共団体が行うコンテストで、多くの市民が愛好するデジカメを排除することが許されるのでしょうか。
参考リンク:いばらき自然環境フォトコンテストの入選作品
参考リンク:大好きいばらき農業農村フォトコンテストの入選作品

8月3日、「大好きいばらき農業農村フォトコンテスト」を主催する団体並びに所管する担当課と、デジタル写真の応募について意見交換を行いました。
その結果、(1)今年度は既に募集が始まっているので、このままコンテストを実施する。(2)来年度以降は、デジタルカメラでの写真も、銀塩カメラでの写真と区別せずコンテストを実施する方向で検討する。との結論に至りました。
デジタルカメラ派の皆さん。済みませんが一年待ってください。
最近、「カメラ常識のウソ・マコト」(講談社ブルーバックス)という本を読みました。著者は、銀塩写真家としてもデジタル写真家としても著名な千葉憲昭氏。
そのプロローグに次のような記述があります。
百歩譲るとしても、コンテストの部門の一つに「デジタル部門」を設置する必要があるのではないでしょうか。
そのプロローグに次のような記述があります。
カメラ常識のウソ・マコト(千葉憲昭)写真コンテストから、デジタルを排除する理由は基本的に存在しません。
銀塩のプリントシステムでは、作者の手を離れて、他人に大きく依存してきたことに気づく。しかも最後の仕上げという大事な段階で、作者は直接自分自身で手を下すことが出来ない。(中略)
しかし、デジタル革命の結果、自宅でプリンタでプリントすることが可能になり、撮影から最後の仕上げまで、全行程を作者自身の手で処理することができるようになった。芸術を云々するのであれば、まさに理想の環境が得られたことになる。
百歩譲るとしても、コンテストの部門の一つに「デジタル部門」を設置する必要があるのではないでしょうか。
昨年までは、デジカメでの出品も可能でしたが、今年はだめだということです。
わたくしも、井出先生の意見のように、なぜデジカメが締め出されたのか、明確に説明してもらいたいとおもいます。
仲間内では、審査員の中に強行にデジカメ排斥論者がいるとのうわさです。
マニアのためのコンテストなのか、審査委員のためのコンテストなのか、そこんとこを忘れずやってもらいたいとおもいます。
ぜひ明確な、答えを載せてください。